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2007年1月30日 (火)

大漢風 項羽と劉邦

 HDビデオにたまっていた番組を、DVD一枚分になったら落とすのですが、少しため込んでしまいました。いかんな。
 今日はCMカットしつつ「大漢風 項羽と劉邦」(BS日テレ)を見ました。
 16話の「鉅鹿(きょろく)の戦い」と、17話の「鹿を馬と為す」のふたつ。

 これ、日本で云う大河ドラマですね、いろいろな意味で。金のかけ方は遙かに上のようですが。
 どこが似ているかというと、史実をふまえてわかりやすく面白い人間ドラマに仕立てていること。序盤の役者の演技のこなれていない感じまで似ている。(笑)

 項羽(こう・う)を演ずる胡軍(フー・ジュン)は凛々しく傲慢。
 虞姫(ぐき)を演ずる楊恭如(クリスティ・ヨン)は可愛いく淑やか。
 劉邦(りゅう・ほう)を演ずる肖栄生(シャオ・ロンション)は田舎くさく女好き。
 呂雉(りょ・ち)を演ずる呉倩蓮(ン・シンリン)は貴族的で策を弄すきりっとした美女。
 史実ではこの四人が共に生活する事などあり得ないはずですが、良いドラマになっています。

 見始めた最初はしっくりしないと思ったものですが、回を重ねるにしたがって面白くなってきました。

 17話は後半に有名な二世皇帝・胡亥と、宦官・趙高による「馬鹿」の語源、「指鹿為馬」の場面が出てきます。中国史好きにはこたえられない。

 いま気になっているのは、項羽の元で何となく浮いている韓信(かん・しん) ─ 呉越(ウー・ソナ) ─ がいつ劉邦に忠誠を誓うのか、それまでにどんなドラマがあるのか。
 この人は史実ではわりと無頼漢ですが、ドラマでは英雄の風貌はありながらどこか線の細い文武に秀でた知将という設定です。のちに劉邦の元で天下を取り、やがて粛正される悲劇の名将ですが、常に未来を暗示させるような台詞回しに引き込まれます。

 そうそう、放送は字幕付きの中国語ですが、韓信の中国語読みも「かん・しん」と聞こえます。
 何となく面白い。

 全50話だそうです。先は長い。楽しみです。

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