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2008年5月の8件の記事

2008年5月28日 (水)

「テメレア戦記」と「銀河英雄伝説」

 毎週土曜日夕方、FM民放系列で、「Suntory Saturday Waiting Bar Avanti」 と言うラジオ番組があります。1962年からやっているのだそうな。
 初めて聞いたのはいつだったかなぁ。20年以上前かな。
 最初に聞いたときから今まで、登場する人達は全然年を取りませんね。(笑) 「わたし」こと謎の紳士は、少しずつ立場や地位が変わっていますけど。(あれ、いま二度目の再婚中だったっけ?)

 この5/24の放送の録音を、通勤途中の車の中で聞いていましたら、
  「ナオミ・ノヴィクという作家の本でね」
 という声が。
 あれっとよく聞いていたら、書評家の目黒考二さんが、今週のテーマ「ナイトキャップ」の中で、
「『ほろ酔いで楽しめる小説』の話」として、「テメレア戦記」と「銀河英雄伝説」を紹介していました。 ほう、こんなところにも愛好家がいたのか、とちょっとうれしくなりました。

 でもね(と不満をもらす)、
ウェブの要約の方はまあまあだけど、ラジオの肉声の方は、両方の作品を読んでいるぼくとしては、ちょっと引いてしまうなぁ。ちゃんと読んだの?
 「テメレア戦記」の説明は、まあ許容範囲だけどねえ。こう言うのを読んでいない人が、ともかく伝えようという意欲があるのはわかった。そんなに間違っていない。ウン。

 でも、「銀河英雄伝説」の説明は、ちょっとひどかった。
  
ヤン・ウェンリーとラインハルトという二つの星が戦い合う話でね
 おいおい。
 まあ、8巻目のクライマックスで、
  
「おいおい、あと2巻あるのにここでこうなっていいのか!」という衝撃があります
 
と言う説明は、なかなかいいかもしれない。
 でもね、真面目に読んだとは思えないんだよな。堕落した民主主義と清廉な独裁政治ネタなども、ちらっと言っていたけど、時間がないにしてももっと整理して説明して欲しかった。
 この方、今回の創元版「銀英伝」の第10巻の解説を書くのだそうです。

 この番組とか、「日曜喫茶室」で取り上げた本は、口コミで評判が広まるという「伝説」があるようです。「テメレア戦記」の愛読者が増えれば、それはそれでいいかな?
 ちなみに鐵太郎は、「日曜喫茶室」で知って「佐賀のがばいばあちゃん」を読んだんですけどね、同じ読者が意外にいたそうな。放送のあとでベストセラーになったらしい。ほうほう。

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2008年5月25日 (日)

MI-5(イギリス諜報員)シーズン4

 録画しておいたMI-5を見ています。
 とりあえず撮ってはおいたけれど、面白いかどうかわからなかったので放置していました。
 字幕で日本語版がないので、疲れたときに見るのはちょっとつらいし。
 あとね、一番思っていたのが、アメリカ式の家族ゲームが入っていると面倒だな、と思って。
 WOWOWの「ザ・ユニット」は面白いんですが、なぜいつも「家族の絆は世界一」理論を臆面もなく繰り返すのか、ってところでちょっと引いてしまうんですよ。君たちの世界観が世界のルールじゃないんじゃない? と一人突っ込むのが嫌なので。(笑)


 ところがこの「MI-5」、すごいね。
 あれ、おかしいぞ、と思ったところはむろんありますが(アマノジャクでごめんね)、英国のスパイ小説、諜報戦のスリリングなところそのものじゃありませんか。
 Episode 5 「黒革の手帳」 などは、引退したMI-5の重鎮の謎の死と、自然死として片付けたがる謎を描き、Episode 6 「灰色の無実」 ではテロリストとして逮捕された男と、最後まで人を信じようとする諜報員の姿を描きます。
 なんか、周波数に合うなぁ。

 
ただし字幕なので、頭に余裕がある時でないと見られないのが残念。(しくしく)

 BS-11って、通販のCMがやたら多いけど(爆笑)、面白い番組がありますね。「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」「創聖のアクエリオン」などがいま佳境です。

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今日は曇天です。

0805251 お天気はちょっと悪いなぁ。
 ベランダのプランター、なんだか元気がないのです。
 一番元気がないのは、このバジル君。
 肥料が悪いのかな、水のやり方が悪いのかな。

 肥料と言えば、プランターの基肥が多すぎたかも?
 あんまり考えず、予習なしでやっていますからねぇ。
 予習しない人生は、ここでも同じか。

 今週、もう一つのプランターに別な植え付けをしようと思っていたんですが、そうもいかなくなりましたよ。
 足のできものを液体窒素で焼いてもらったのが先週の土曜ですが、その後無理に歩いているうちに、腰に来ましたよ、やっぱり。
 しっかりとぎっくり腰の症状が。しくしく
 金曜日は会社を休みました。
 今日はようやく回復期になりましたので、無理しません。これを口実にしっかりと怠けます。(おいおい)

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今週買った本(5/18~5/24)

  今週買った本
 
地中海の海賊 (光文社文庫 テ 5-16 密偵ファルコ 16) L・デイヴィス
地中海の海賊 (光文社文庫 テ 5-16 密偵ファルコ 16)  何となくよりが戻ったファルコとペトロ。仲良くまた冒険するのか、と思ってもそうはいかない。
 今回は、ローマの外港であるオスティアを根拠地にした誘拐事件と海賊。
 問題は、ファルコが全くのカナヅチであること。絶体絶命の危機か?(笑)
 
陸の海賊 ドイル傑作集 4 コナン・ドイル
陸の海賊 ドイル傑作集 4  ドイル傑作選の4巻目。この巻は、スポーツと冒険と歴史に材を取った(あとがきより)ものだそうな。
 まず興味としては、ジェラール准将の、読んだことのなかった物語が読めそうなことかな。
 飛び越して読んでしまいそうだな。(笑)
 
「六男二組」の太平洋戦争―日本の教育がきらきら輝いていた日! 佐々 淳行
「六男二組」の太平洋戦争―日本の教育がきらきら輝いていた日! (小学館文庫)  佐々淳行氏の少年時代。戦争の苦難の中での学校生活と、恩師への哀悼。
 ハードカバーで一度は読みましたが、文庫本を見つけたので入手。

 涙が出ればよい本かどうかはわからないけれど、読んで後悔しない本でした。
 これは、古き良き昔、と単純に昔を礼賛する本と思ってはいけない。

 ところで、文庫の後表紙に
 「火垂るの墓」「少年H」などの“子供の目がとらえた太平洋戦争”傑作の系譜に連なる
 と書いてあって、釈然としませんでした。
 どちらの本も、戦争時代の体験と思いは伝えているけれど、ちょっと違うよなと思っているから。
 
磁力と重力の発見〈1〉古代・中世 山本 義隆
磁力と重力の発見〈1〉古代・中世  あるサイトで話題になっていたんですよ。
 名作だと誰かが言うんですが、他には誰も読んだ人がいない。
 なんだよこれ、と思って古本屋をあさったら出てきた。

 あ... こりゃ読んだ人が少ないはずだ。堅すぎるなぁ。(笑)
 とりあえず読んでみましょう。面白かったら、二巻と三巻を買うことにします。
 
昭和史探索 6―一九二六-四五 (6) (ちくま文庫 は 24-8) 半藤一利編
昭和史探索 6―一九二六-四五 (6) (ちくま文庫 は 24-8)  半藤一利氏の昭和史は1945年まで。最後のまとめを、どのように描いたのか。
 あの戦いをどう見たのか。
 これは、今を知る上で、知っておくべき歴史ですよね。

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2008年5月18日 (日)

今週買った本(5/11~5/17)

  今週買った本
 
竹中半兵衛と黒田官兵衛―秀吉に天下を取らせた二人の軍師 嶋津 義忠
竹中半兵衛と黒田官兵衛―秀吉に天下を取らせた二人の軍師 (PHP文庫)  仙人のような竹中半兵衛、権謀術策に生きた「二流の人」黒田官兵衛。
 この対照的な二人のことを新たに書き上げた本がある。
 それだけで買ってしまいました。
 こらえ性がないなぁ。(笑)
 
クマのプーさん 英国文学の想像力 安達 まみ
クマのプーさん 英国文学の想像力 (光文社新書)  鐵太郎の愛書家遍歴のスタート地点がこの本だったとしたら、もしかして鐵太郎は幸運だったんじゃないだろうか。
 そう思うことにします。そしてこの物語を、今の年齢で噛みしめ直すことにします。
 そう考えると、ちょっと心が温かくなる、けふこの頃。(笑)
 
群雲、賤ヶ岳へ 岳 宏一郎
群雲、賤ヶ岳へ (光文社文庫 た 36-3 光文社時代小説文庫)  「軍師 官兵衛」の改題だそうな。
 新しい黒田官兵衛像らしいですね。
 同じような本を買ってしまったのだろうか? どっちを先に読むのが良いのだろうか?

 これが面白かったら、同じ作家の「群雄 関ヶ原へ」も読んでみようかな。
 
温室惑星ローズガーデン ローダン・シリーズ 347 H.G.エーヴェルス,ハンス・クナイフェル
温室惑星ローズガーデン ローダン・シリーズ 347  で、お話がどうなったのか、よくわかりません。(笑)
 読むのは「パンドラ」を読み終えた後だろうなぁ。
 
秋の星々の都 [永遠の戦士フォン・ベック2] マイクル・ムアコック
秋の星々の都 [永遠の戦士フォン・ベック2]  「秋の星々の都」と「フェリペ・サジタリウスの快楽の園」と言う二つの話の合本です。
 と言っても後者はほんの短い短編で、メインは前者。
 フランス革命時代から始まるピカレスクロマン、かな?

 ある種の惰性で読んでいるけど、どうもこの世界観は苦手だ。(; ´Д`)
 
特務艦隊 (文春文庫 ニ 1-7) C.W.ニコル
特務艦隊  C.W.ニコル氏の名前は知っていましたが、こんな本を書いていたとは知らなかった。
 イギリスとアイルランド、そして日本との間に住んだ不思議な家系を描いていたんですね。
 それも、1900年前後の、激動の時代。
 この本は、たまたま手に取ったのですが、第一次世界大戦に参戦して地中海に行った日本海軍の特務艦隊の物語です。
 この家系の人々の物語としては三巻目なのだそうな。面白かったら、その前も買ってみようかな。
 ちなみに、C.W.ニコル氏は現在日本人ですので、整理するときは日本国籍でカウントしますよ。

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2008年5月17日 (土)

ありゃ、偽装していたんだ!

 また、献血センターに行ってきました。
 今回は、不満がいっぱい。
 血液型だの名前だの病歴だの、同じ事を以前より何度も聞かれるのは最近の流れで、セキュリティ上しかたがない。これは我慢しますよ。(今回特に多かったけど)
 でも、検診の先生がくどいよ。
  「本当にこのお名前ですね?」
  「病歴について、何か隠していませんか?」
  「誤解があるとあとで困るんですよね」
  「で、血液型はO+だと書いてありますが、そうですね?」
  「400採血でしたよね?」
  「私もここの職員ではなくて委託されていますから詳しいことは」
  「お名前はXXXさんですよね?」

 同じ事を何度も聞く。
 しかも、声は小さい。言葉はしどろもどろ。

 お爺ちゃん先生なので我慢はしましたが、星一徹ごっこをしたくなりました。
 むろん、ちゃぶ台ひっくり返し。(笑) (ノ-_-)ノ"⌒┻━┻ -☆

 さて、途中で気がついた。
 履歴上、ぼくは最後の海外渡航が1980年にしてあるんですよ。
 これ、明らかに偽装じゃないか。(わはは)
 会社で「みんなで献血しようキャンペーン」があったときに、適当に申告したんですよね。
 今は中央でデータが残ってオンラインで一気につながるから、昔の「偽装」がそのまま残っている。

 さあ、どうしようかなぁ? 白状すべきかどうか。w
 変な病気は拾ってこなかったんですけどね。(笑)

さて、プランターの成長ぶりはいかにというと、こんなもんです。
トマトは伸びているけど、バジルさんが、ちょっと。0805171
しょぼーん、としています。
がんばれ、坊や。へたるなよ!
0805172

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2008年5月11日 (日)

今週買った本(5/4~5/10)

 今週買った本... なし!

 いろいろあって疲れています。
 お出かけした記録も、まだ整理できていないし。
 まいったな。


 今年はこれをプランターに植えてみました。
 バジルって、葉っぱのまま食べるとどんな味だろう?
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で、これはミニトマト。
080511-2
 
これは、ナスね。
 あと、パセリのタネを植えたけど、いつ生えてくるかわからない。
 どこに植えたかも、もうよく覚えていなかったりする。(笑)
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そういえば、ココログって評判が悪いらしい。
確かに、あまり使い勝手はよくないかな。
どうしようかなぁ。

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2008年5月 4日 (日)

今週買った本(4/27~5/3)

 昨日と今日、息抜きに東京へ遠征しました。
 田舎ものですから、めったに行けませんねぇ。
 横浜の有隣堂で帆船模型を見て、同好の士とおしゃべり。

 次の日は、別なグループの仲間と会話。
 初めて顔を合わせた人と楽しく会話もできました。
 ちょっとは元気になれたかな。

  今週買った本
 
全集 日本の歴史 5 躍動する中世 五味 文彦
全集 日本の歴史 5 躍動する中世  新しい日本の歴史、第5巻。
 日本の中世とは何か、その定義は、その時代は。
 実はまだよくわかりません。
 この本では、11世紀ごろから16世紀ごろまでとしているようです。
 しかし、人の生涯・業績を描かない歴史の本って、ふしぎです。
 
危機管理最前線 (文春文庫 さ 22-13) 佐々 淳行
危機管理最前線 (文春文庫 さ 22-13)  2005年に出版された危機管理の本が、文庫化された今通用するのか。
 外交、内政、国家の毅然、この国を支えるものへのエール。

 最後に佐々氏の論がどれだけ日本を動かすことになるのか、それはわからない。正しいのかどうかもわからない。でも、こんな意見もあったんだね、というだけで終わってしまってはいけないですよね。

 ところで佐々氏は小泉首相をかっていますね。さもありなん、かな。

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