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2008年11月17日 (月)

11月17日に死んだ人【歴史ネタ】

 ゴトフリート・ハインリヒ・グラーフ・ツー・パッペンハイム(Gottfried Heinrich Graf zu Pappenheim 1594/5/29-1632/11/17 右画像)Pappenheim

 中世史と軍事史に詳しくて、しかもよほどマニアックな人でないと、知らないでしょうね。

 「ローダン30巻 アトランティス要塞」 (クルト・マール&カール・H・シェール)の中に、面白い歴史ネタが載っていたんですよ。
 1万人に渡って地球を放浪していたアトランは、こんな事を言っています。

 1631年に共に戦った、軍団長ゴトフリート・ハインリヒ・グラーフ・ツー・パッペンハイム将軍の率いる騎兵たちなら、常に全幅の信頼を置けた!

 このパッペンハイムという人は初耳だったので調べてみたけれど、手元の資料(or史料)でもよくわからない。

 パッペンハイムはリュッツェンの戦い(1632/11/16)において、傭兵隊長として名高いヴァレンシュタインの指揮下で神聖ローマ帝国軍として戦い、ヴァレンシュタインに、
 「あれぞ我らがパッペンハイム! "I know my fellow Pappenheims" ("ich kenne meine Pappenheimer")」
 と言わしめた猛攻により皇帝軍の危機を救い、この戦いの銃創により翌日死亡したそうです。

 このパッペンハイムの言葉は、詩人シラー(Johann Christoph Friedrich von Schiller 1759 - 1805)によって書かれた戯曲『ヴァレンシュタイン三部作"Wallenstein"(1799)』の中で "Daran erkenn' ich meine Pappenheimer" という言葉に変えられて、のちに人口に膾炙したそうな。

 このリュッツェンの戦いは、三十年戦争(神聖ローマ帝国を舞台として、1618年から1648年に戦われた中部ヨーロッパの国際戦争)のなかで、分岐点となった重要な戦闘なのですが、それはまた別なお話。

 1631年となると、有名なのは「マクデブルクの戦い」なのですが、英語名「Sack of Magdeburg」でもわかるように、この戦いは籠城戦のあとの兵士による略奪と虐殺で有名です。騎兵部隊の信頼という意味で評価できることとは思えません。
 ヴァレンシュタインの麾下にあったパッペンハイムは、戦士としてアトランもしくはシェールを感嘆させる人物であったらしいが、そのとき何をしていたんでしょうかねぇ。
 なんだか気になるなぁ。

 現在、この人のことをちょっと調査中です。

おまけ。 
リュッツェンの戦いの戦いの前に、ヴァレンシュタインがパッペンハイムに送った手紙。
要旨: 「さっさと兵隊を連れて俺の所に来い!」
Pappenheim

なんか、いいなぁ。こういう歴史ネタ。

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コメント

 アトランがそんな事を言っていた記憶はありますが、何せ四半世紀も前の事ですから、具体的な人名までは記憶しておりませんでした。
 しかし、知らない人ですね。やはり、艦名になっていないと全然分からない。

 ところで、拙サイトの表紙を変更しました。関西のお住まいの方でないと分からないと思いますが、この山の名前はお分かりになりますか。

 風邪はいかがですか。
 
 

投稿: hush | 2008年11月18日 (火) 19:14

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