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2009年1月 4日 (日)

なにを今さら田母神さん

 先日上げなかったネタですが、なにをいまさら田母神さんネタ。
 いつの間にかこの方、Wikiに上がっていた。さすが、時の人。w →
田母神俊雄

 先日、田母神元空将の肉声を聞きました。報道ではなくバラエティー番組ですけどね。「たけしのTVタックル」の年末特番。
 なぜこの人の言葉に賛辞を捧げる人が多いのかも納得。言うことがまっすぐで、しかも面白いもの。
 この方の意見・信条・人物に関しては、前言を撤回します。
 脳天気な無責任平和主義者たちを苦々しく思っている人にとって、この方の毅然とした国防論はまさに正論と思えるんでしょうね。
 鐵太郎も、この方の基本的な考え方は賛成します。基本的なところはね。


 で、このあとは下に隠すことにします。長すぎるもん。
 

 特に、政府の考えに逆らう訳ではないがこう思っているという表明をすることは間違っていたとは思わない、という考え方は、正論であろうと思いますな。
 ただし、全般的にではないけどね。

 全体の中で、森永卓郎氏とこんな討論がありました。

田母神 「軍人がね、歴史認識を表明してはいけないのか。私は政府の見解に反対した訳じゃありませんよ。歴史認識を言っただけです」
森永 「田母神さん、軍人軍人とおっしゃっていますけど、軍じゃないんですよ。自衛隊なんですよ。日本は軍隊を持ってはいけないと憲法に書いてあるんですよ?」
田母神 「それなら、軍民統制が成り立たないじゃないですか」
森永 「なんでですか」
田母神 「自衛隊が...」
(勝谷誠彦?)「軍だから民が統制するんです」
田母神 「でしょうね」
森永 「軍だからじゃないでしょう」
勝谷 「それは今まで言い替えて目の前の現実から目をそらしてきただけなの、卑怯者どもが。だから憲法を変えなくちゃ駄目なの」
森永 「なんでそんなことを言うの。戦力を持たないって憲法に書いてあるでしょ。私やめた方が良いと思いますよそんな憲法違反」
田母神 「話にならん」


 なるほど、人はいろいろな見解があるもの。しかしまだ綺麗事を信じている人がいたとは驚いた。
 話せばわかる、という言葉は、5.15事件のとき、時の首相犬養毅が青年将校に言っています。これに対する返答は、問答無用 でした。そして銃弾は名宰相を射殺し、日本は歴史の坂道を下っていきます。
 これを言論を暴力が否定した悲しむべき事件と考えるのが一般的。
 しかしこれは同時に、イデオロギーに凝り固まった人には何を言っても無駄、という実例と解釈することもできる。右でも、左でも。
 互いに相手の言うことを絶対に認められないのなら、話をしても仕方がないかもしれない。
 特に日本では、他人に説得する弁論を話術として学ぶことを忌避していたのだから。
 じゃあ結局、自衛隊という「醜の御楯」を必要とし、作り上げ、彼らに国防を押しつけたあげくに暴力愚連隊として石を投げた日本の国民って、いったい何なのだ。
 現実に目をそらして綺麗事を言い、綺麗事を心底信じ込んで本音を否定してなんになるのか。

 自衛隊とは軍隊であり、国家は軍隊をしっかりとコントロールして、なおかつ軍縮することが平和に結びつくと思うのなら国民への説明を行って後に削減すればいい。廃止すればいい。現実にそこにあるものをいまだに否定する人がいたとは困ったもんだ。
 じゃあ、俺たちの存在を無視するな、俺たちの言うことを聞け、と自衛隊という名の軍隊に言われてもしかたがないじゃないか。

 田母神さんはその「声」となっていろいろ目立つ発言し、田母神さんの足を引っ張ろうとした誰かが彼を大きくクローズアップして失脚させたのではないか? この番組でこんな意見が出ました。
 あらま、困ったもんですな、これも。


 しかし、歴史解釈は譲れない。アメリカの陰謀で戦わざるを得なかった日本、という良い子ぶりっこ史観は、自虐史観の対極にあるようでそうではないと思う。田母神論文には、こういう論旨で自己正当化しようとする言い方がある。これは詭弁というべきか事実誤認と言うべきか。
 ここは、いち歴史マニアとして、納得できません。
 田母神さんや彼を支持する人は、あの論文は正しいと思っているようですが、あちこち論拠に無理があり、鐵太郎としては、全面的な支持はできません。

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コメント

v^(,⌒-⌒ミэ )Э 
 ども、鮟鱇閣下。(むやみに意味もなく敬称を付けるのがここの流行りw)
 いえいえ、知りたかったのは

    x^(`H´э)э
     ↑をなんて読んだらいいのか、ですワ。

 うーん、かなり前に紹介だけはしたような気がするので、なんでここを見つけたのかは問いません。 (*´v゚*)ゞ

投稿: 鐵太郎@管理人 | 2009年1月 8日 (木) 18:13

そんな事いっちゃいけませんよ。何事も聞いてみないと。わたしは純粋に「論破」とあったので論を展開されていると信じて、論の背景とその根拠となる事象若しくは所見を拝見させて戴きたいだけであります。
x^(`H´э)э初見とはお思いでしょうが、
流離いのお魚と呼んで下さい。

投稿: x^(`H´э)э | 2009年1月 8日 (木) 14:34

x^(`H´э)э様、ようこそこんな暇ブログに。w
(どーでもいいけど、↑なんて読むでしょうか?w)

 意見はいろいろあっていいのですが、推論とか思いこみとか希望論をまず事実と(自分で)認定し、それを世界の公理・良心的言動なのだと決めてから議論に入る人って、
  「話してもわからんよな」
 と思ってしまう心の狭い鐵太郎でございます。

 神よこの辺境の偏狭な子羊を救ひ給へ。(ノ_-。)

投稿: 鐵太郎@管理人 | 2009年1月 8日 (木) 14:07

おほっ!初コメント。「少なくとも平和を守るには軍隊など、ないほうがいいのははっきりしてる。」ハッキリしている根拠はなんだろう?

投稿: x^(`H´э)э | 2009年1月 8日 (木) 13:43

 シャバスさん、わざわざこんな暇なブログにようこそ。w

>人はいろいろだけど、あの番組見て、田母神に肩入れするなんてビックリ。
 人生、驚くことはたくさんあるのです。もっといろいろな意見に眼を開くべきですね。

>ともかく田母神はダメ、大して森永はよかったね。
 そうですか。歴史解釈に関して言えば、田母神氏のは初等のプチ右翼、森永氏のは建前しか言わない戦後の夢想主義的左翼だったと思います。田母神氏はともかく、森永氏は自分の立場では、TVではああ言う事を言わねばならなかったのかな、と言う気がします。であれば、愚にも付かない現実離れした憲法論を言わねばならなかった森永氏が、ちょっと可哀想。

>ここの人は戦争が好きで軍隊が好きみたいだけど、少なくとも平和を守るには軍隊など、ないほうがいいのははっきりしてる。
 ここの人、という言葉が鐵太郎を指すのであれば、鐵太郎の、戦争は嫌いだが、現代の社会情勢では軍隊は必要悪であり、悲しいかななくすことはできない、という歴史を遡った考察をご理解いただきたいものです。
 牽強付会な結論づけは視野を狭めます。

>戦後日本の平和は憲法が守った、って森永氏の言葉に、あんた反論できないでしょう。
 森永氏の言葉に反論? 夢を信じたい人に迎合せざるを得なかった森永氏の言葉と受けとめております。

 田母神氏の意見は意見として面白い。一つの問題提起である。
 しかし鐵太郎が言いたかったのは、「田母神論文」って興味深い指摘をしているのだが結局歴史解釈は拙劣だよなぁ、という事のみなんですけどね。

 鐵太郎のこの論に対して、いかなる論破をされるのかな?( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿: 鐵太郎@管理人 | 2009年1月 8日 (木) 09:32

人はいろいろだけど、あの番組見て、田母神に肩入れするなんてビックリ。

田母神が「話にならん!」といったときに怖かったね、テレビならいいけど、対面で話していたらきっとぶっ飛ばされていたと、思った。いやあ、空自だからナイキミサイルで1発ですか。

ともかく田母神はダメ、大して森永はよかったね。ちゃんと憲法の規定を説明してた、自衛隊はいくら武器を持っていても自衛隊、それは田母神もわかってるから、起こったね。森永は核心をついていたんだね。

ここの人は戦争が好きで軍隊が好きみたいだけど、少なくとも平和を守るには軍隊など、ないほうがいいのははっきりしてる。戦後日本の平和は憲法が守った、って森永氏の言葉に、あんた反論できないでしょう。

もし反論あったら書いといて、後できっちり論破してあげるから。

投稿: シャバス | 2009年1月 8日 (木) 02:30

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