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2009年4月29日 (水)

NHK「タイムスクープハンター」

 タイムスクープハンターというNHKの新番組があります。
  詳細はここ →
タイムスクープハンター
 番組専用のページは、まだないようです。

 これは、戦国・江戸時代の文化をドキュメンタリー・タッチで描く不思議な番組です。その描き方が面白い。「タイムスクープ社」という未来にある時間旅行ができる取材会社が、過去の時代に沢嶋雄一というエージェント(演ずるのは要 潤(かなめ・じゅん))を送りこんで取材させ、その映像を放映するという面白い形を取っています。
 
 キワモノっぽいのですが、NHKが時々やる気になったときに飛ばすヒットの例でしょうか、これがけっこう良い。
 なにしろ、その時代の人物を演ずる役者が汚い。無精ヒゲはあるわ垢じみているわ。背景もぼろぼろ。
 ( ̄Д ̄;;
 しかも、彼らの歩く道に自動車の轍のあとがない。遠くに電信柱が見えない。髷も乱れるし、切られてもなかなか死なないし。いや、それは別だな。
 

 取り上げるネタが、今までほとんど注目されていなかった内容ってのも面白い。
 
  第1話 「“忍者”その真の姿とは」 4/1放送

 戦国時代の下級忍者の実体です。こんな地味な番組があるとは、と驚いたもの。
  第2話 「江戸同心24時」 4/8放送
 江戸時代の同心(奉行・与力の下 下級武士)の話です。犯罪者の人情話に騙された同心の言葉が素敵。
  第3話 「戦国救急救命士」 4/15放送
 従軍僧って、実際に戦場で医療活動に当たったんでしょうか? これは始めて聞いたかも。

  第4話 「お氷様はかくして運ばれた」 4/22放送
 加賀藩が年に一度氷を江戸に運んだ時の、飛脚たちの奮闘記。
 これは08年9月13日にパイロット版として放映されたようですが、見のがしました。この評判がよかったのでシリーズ化が決まったのでしょう。
  第5話 「落武者脱出行」 4/29
 これは昨夜放映です。戦国時代、敗走する雑兵の落武者たちのお話。
Om14_3

 それぞれ、妙なリアル感があって、見ていてスリリングで面白い。
 一つ注目点。制作者のブログにあった記事なのでビデオを見直してみたんです、役者の頭。
 ズラじゃないんですね。ちゃんと月代を剃っています。こんな例は時代劇でもまずないのに、こういうバラエティふうドラマでは空前じゃなかろか? 気合いが入ってますな。

 言葉が現代風なのはしかたがない、これは許す。それ以外に時代背景にいくつか突っ込みどころはあるけど、まあいいか。
 あ、突っ込んではいけないネタかも知れないけど、沢嶋雄一君の持つカメラを怪しむ人がいたりしてリアルっぽく見せるのですが、すごーく怪しいゴーグルをしているのに誰も指摘しないのです。不思議だ。(* ̄ー ̄*)
Om01_1
 

 
 今日はいい天気なので、どこかにいこうかな っと♪

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