« 今週のはやぶさ君(09/5/28) | トップページ | 素敵だと思った本 »

2009年5月30日 (土)

嫌本!

 基本的に真面目(どこが?)な鐵太郎は、読めと言われると反抗しつつ読んでしまう心の弱さがあります。(しみじみ)
 図書館に行ったら、ちゃんとありましたので、借りて読ませていただきました。
 素直に、手短に感想を書かしていただきます。
 カテゴリーとして「☆愛書家」としたくないなぁと思ったのは、秘密です。(おい)

水は音楽を聴いている―心とからだに共鳴する『水の結晶写真・83点』

買ったきっかけ:
友人に勉強のためと勧められて。( ̄▽ ̄)

感想:
こういう「夢」や「ファンタジー」を科学だという臆面のない著者の姿勢に唖然。
無知だとしても許されるべきではない。
水には著者の思うような意味での感情などあるはずがない。

おすすめポイント:
ありません。勉強途中の年少者は、理系文系にかかわらず、読むべきとは思えません。

水は音楽を聴いている―心とからだに共鳴する『水の結晶写真・83点』

著者:江本 勝

水は音楽を聴いている―心とからだに共鳴する『水の結晶写真・83点』

 
 
 

水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ

買ったきっかけ:
友人に勉強のためと勧められて。ε-( ̄ヘ ̄)┌

感想:
宗教としてファンタジーを語るならそれでいい。
水は氷になるときに結晶化するのであるが、そこに哺乳類の感情など介在する余地はない。まして素粒子に著者の言うレベルでの感情があるなどとは噴飯もの。
バイブレーション、波動などと言うきちんと定義された言葉を自儘に使うのは現代科学を舐めているのか。
特定個人の特定な感情による「愛」や「感謝」は、人類普遍の感情ではないし、まして自然界の摂理ではない。
こんなものは科学ではない。

おすすめポイント:
ありません。勉強途中の年少者は、理系文系にかかわらず、読むべきとは思えません。

水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ

著者:江本 勝

水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ

|
|

« 今週のはやぶさ君(09/5/28) | トップページ | 素敵だと思った本 »

△愛書家」カテゴリの記事

コメント

☆氷村さま
 いやー、読めば読むほどまいりますな、この本。
 マイクロクラスター水ってのは、原理からして、分子構造的に細かく細分化されて浸透力が高まった水の事なのですけど、江本さん、平然と
>マイクロクラスター水とは、転写された情報を保持、記憶する水のことをいいます。(「水は音楽を聴いている」P23)
 などと大嘘をついて、だから良い振動をもたらすなどと言いますねぇ。

 さらに
>ある毒物によって中毒を起こした人がいたら、症状のもとになった毒を10の12乗倍から600乗倍、あるいはそれ以上まで希釈した水を与えることで、中毒は緩和されます。毒物の分子がすでに存在しないほどに希釈された水が、体の中の毒性を消すということは、もはや物性が毒性を消しているのではなく、物質が持っていた情報を水が保持し、その情報が毒性を相殺していると考えられます。(「水は音楽を聴いている」P24)

 などと、ある結果を元に物理学的にあり得ない法螺を吹くってのは、良い神経ですね。善意に考えて、最初はそう信じていたのかも知れませんけどね。
 変な理論付けするより、ちょっと調べれば、それだけ希釈すれば何の意味もなくなるとすぐわかるのですけど。
 水を大量に飲めば毒が希釈されるのは当然ですよね。
 はじめから結論ありき、なのでしょうね。

 ああ、まったく。のめり込むと気持ち悪くなりそうだ。
 嫌本の名に恥じぬ恥さらしな本ですねぇ...

 正直、もう関わりたくないと考えております。
 さっさと図書館に返して忘れたいよなぁ。
  ┐( ̄ヘ ̄)┌ ふう。

投稿: 鐵太郎 | 2009年6月 5日 (金) 20:57

>鐵太郎さん
>道徳の項目だけを取り出し、写真は全部説明のないイラストにしてしまえば、それなりに良い本と言えたかも。

 言葉遣いや感謝の心の大切さを訴える事それ自体は決して悪い事ではありませんけれど、水伝シリーズから私の指摘する様な数々の問題点を省こうとすれば、それはもはや水伝とは全くの別物になりそうな気がします。

 まず、道徳の項目だけを取り出した本。これは江本勝が自著に書いている「波動のビジュアル化」という水伝のコンセプトからして在り得ません。
 元々波動ビジネスの宣伝として「水が情報(波動)を記憶する」という主張を行う為の本で、道徳的な項目は一般的な価値観に沿う様に後付けした物に過ぎませんので。

#ちなみに江本勝は思想面で一般的な価値観から外れた所がありまして、「糞」や「大麻」で綺麗な結晶が出来ると主張していますw

 次に写真は全部説明のないイラストにした本。これも前述の理由から難しいと思われます。

 水伝シリーズには「こどもばん みずからのでんごん」なる絵本が存在していますけれど、結晶の部分だけは事実だと思わせる為に写真を用いていたりします。
 そして、現在江本サイドではこれを世界中の子供達に6億5000万冊配布するという凄まじいプロジェクトが進行中です。流石に予算の関係で遅々として進行していない模様ですけれど。

>氷村さんの言われるように、幼児期の躾の話、道徳の話ならいいのかも。

 あくまでも躾(語源はし続け、習慣付けで型を身に付ける物)で、道徳とは呼べないでしょう。なまはげや閻魔様とかの類と考えて下されば。
 もっともこの江本勝、津波や台風による水害の犠牲者に向かって「水への感謝が足りないからです。お水さんに謝りましょう」「人間が大事な水の事を理解しようとしない(=自分の主張が科学者に認められない)から竜神が怒ったのだ」(注:要約です)等の凄まじい内容の「緊急メッセージ」を発する様な人物ですから、そんな可愛い物ではありませんけれどね。

>嫌ですねぇ、こんな本を評するのは。(ノω・、)

 私はニセ科学やカルト思想の被害拡散防止活動のお手伝いをする為に、江本勝の嫌本を10冊所持しております。(連中を儲けさせるのは癪なので、急ぎの2冊を除いては古書店での購入ですけれどね。後は図書館か書店での立ち読みでw)

 高度な知識や鋭い批判とは無縁の無教養な人間ですけれど、情報収集と提供のレベルなら少しは役に立つ場面も有るかと思いますので。

投稿: 氷村 | 2009年6月 5日 (金) 17:36

☆氷村さま
 こんな場末のやさぐれたブログにようこそ。

 「嫌本」だから読みなさい、と薦められることしばし、一応見てみようかと思って手に取ったのが運の尽き。真面目に読んでしまいました。 ε-( ̄ヘ ̄)┌
 実は、この後日談の記事も書いて、ブログの書きかけにしているのですが、まとまらないのでずっと保留のままです。だんだん過激になっては、それをばっさり削除するの連続で。(笑)

>水からの伝言(以下水伝と省略)シリーズの主張は本当に良い話なのでしょうか?
 うーむ、厳しいところです。全部ダメと言い切るには、ちょっと。似非科学の項目とでっち上げの項目を排除すれば、教訓話としてはある種、心に訴えかける言葉はありますからね。道徳の項目だけを取り出し、写真は全部説明のないイラストにしてしまえば、それなりに良い本と言えたかも。
 氷村さんの言われるように、幼児期の躾の話、道徳の話ならいいのかも。

 だから、この本のおすすめポイントとして、
「ありません。勉強途中の年少者は、理系文系にかかわらず、読むべきとは思えません。」
 と手厳しく断じたのですが、にもかかわらず全部を否定できるほどだろうか、と悩んでしまった。

 嫌ですねぇ、こんな本を評するのは。(ノω・、)

投稿: 鐵太郎 | 2009年6月 4日 (木) 19:29

 初めまして、氷村という者です。

>鐵太郎さん
>科学の項を無視すれば、良い話なんですよ、マジに。

 水からの伝言(以下水伝と省略)シリーズの主張は本当に良い話なのでしょうか?私から見れば人倫を迷惑し、人間の尊厳を傷付け、芸術の価値を貶める酷い話だと思えるのですけれど。

 まず、倫理や道徳は人間が自らの頭で考える物であって、思考停止して水に判断を委ねるのは間違いです。水伝話が通用するのはせいぜい幼児期の躾のレベルではないでしょうか?

 また、人工雪の外見の印象の好悪と善悪を安易に結び付けるのは、外見による差別を助長する悪しき道徳としか言い様がありません。

 人体は70%が水分だからという説明も問題でしょう。言葉にしろ音楽にしろ、それは人間の心に向けられるべき物であって、物理的作用を期待して人体の水分に向けられる様な物ではない筈です。

 そして言葉は同じ単語であっても状況や文脈で価値を変える物です。単語だけ切り出して善悪を論じるのはおかしな話です。
 例えば盗品や賄賂を差し出されたとして、「ありがとう」と言って受け取るか「ばかやろう」と言って突き返すかといった判断を水伝話に求めて大丈夫でしょうか?

>キャプションを無視すれば、写真もきれいだし。

 比較的後発の「水は音楽を聴いている」辺りだと、撮影技術の向上のお陰でかなり綺麗ですよね。思わず吸い込まれそうになります。
 最初の水伝Vol.1なんてピンボケとハレーションで結晶の半分近くが見えない写真もありましたけれどw

 ニューエイジ思想と波動ビジネスのニセ科学宣伝書ではなく、アートに徹した写真集であったならば私もファンになっていたかもと思います。

投稿: 氷村 | 2009年6月 4日 (木) 18:14

☆茶坊主センセ

某・沢木宗右衛門直保(さわき・そうえもん・ただやす)氏、曰く

「イヤイヤイヤイヤ
 一口目は乗り切っても
 二口目を含んだ瞬間に
 もう吐き出せと
 胃が押し返してきまス」

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

ファンタジーがらみの教訓話なら、よい文章なんですよね、これ。
科学の項を無視すれば、良い話なんですよ、マジに。
キャプションを無視すれば、写真もきれいだし。

投稿: 鐵太郎 | 2009年5月31日 (日) 10:45

頑張りましたね。

私は前書きだけ読んで棚に戻しましたよw

投稿: E(ε;・茶・) | 2009年5月31日 (日) 10:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3913/29869302

この記事へのトラックバック一覧です: 嫌本!:

« 今週のはやぶさ君(09/5/28) | トップページ | 素敵だと思った本 »