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2009年11月29日 (日)

コランタン号の航海(通算4巻)

ロンドン・ヴィジョナリーズ 2 (コランタン号の航海) 著者:山田 睦月

 第二巻、見つけました。
 というより、捜すのを忘れていました。アホだね。(/□≦、)

ロンドン・ヴィジョナリーズ 2 (コランタン号の航海) (WINGS COMICS) これは、1800年代初めのロンドンを舞台に、テムズ川の下をくぐるトンネルにまつわるお話です。
 素材はファンタジーなのですけど、当時の時代背景を深くリサーチしています。最近はたかが
(といっては失礼だけど)コミックでも、これだけ掘り下げないと読者が満足しないんですねぇ。

 ここに出てくる「動物磁気」というネタですが、メスメル教授の考案になるこの疑似科学、はじめて読んだのは大デュマの「王妃の首飾り」でした。この治療に恍惚となる若い女が、のちにマリー・アントワネットになりすますのでしたっけ。

 今の目で見ればこの動物磁気も、心霊学も錬金術も、科学の名に値しない似非ですが、科学というものが確立されていく時代にあっては、さまざまな試行錯誤がなされていたのですよね。そう考えると、いま大真面目に科学として行われているものは、遙かな未来の「神の視点」で見れば似非の名にも値しない幼稚な間違いなのかも知れない。
 このファンタジーも、当時の世界観では科学的と言うべき視点で描かれているんですよ、きっと。

 

 そうそう、記憶の中から現れた二つの言葉が頭に引っかかったので、全然ジャンルの違う二冊の本を読んでいます。
 どちらかでも読み終わるまでは今週のサイトにかかれない。困ったもんだわ。( ̄ー+ ̄)

 一つは、なつかしのランサムのセリフ。「ミルクを入れないお茶なんて土人の飲み物よね」
 正確にこの通りじゃないんですけどね。

 もう一つは、アニメ「プラネテス」を見ながら思い出した言葉。
 「考えてもみろ。人はなんのために生まれたんだ。この、たかだか半径6500キロのゴミのような惑星でくたばるためか? 違う。絶対に違う。人間はこの空の上にある世界を引っかき回して遊ぶために生まれたんだ」
 ゴダードやフォン・ブラウンや糸川英夫が言いそうなセリフ。なんだっけこれが出てきた本は、とずいぶん考えたものでした。やっと見つけたので読んでいます。

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コメント

☆とーこ様 
 ブログに「ツバメ号とアマゾン号」スレを立てたのに、サーバーにはじかれたらしくてがっかりしています。まぁ、しゃーねーか。
 この第一巻が上下巻に分かれて「岩波少年文庫」に入っていたんでしたね。これが全12巻この大きさで揃えば、再びブームが来るかも。

 ケストナーといいますと、ドイツで数年前に「ふたりのロッテ」とか「エーミールと探偵たち」とかがドラマ化され、日本でも放映したことがありました。現代にアップデートされたドラマですが、けっこう上手く作れていたような記憶があります。
 ランサムの本も、言葉だけでもうまくアップデートできるのなら、それはそれで現代の子供にはいいのかも知れません。また帆船ファンや本好きの子供が育っていけば、ヲタのはしくれとして
 
    我々は孤独ではない!
 
 と思ってにやけていられるかもしれませんな。

投稿: 鐵太郎 | 2009年12月 2日 (水) 17:41

>小生の所有する古い方も、一応岩波少年文庫だな
あ、すみません。言葉が足りませんでした。全巻文庫化です。
たしか最初の1~2巻はその昔の茶色の模様カバーの少年文庫にあるのでしたね。

まぁ改訳は善し悪しだと、「飛ぶ教室」の時に思いました。会話が現代的になり確かに今の子供たちにもわかりやすい話にはなるんですけど、昔のドイツのギムナジウムらしさが消えてしまって。ランサムの持っている「イギリスの昔の船乗りを真似する子供たち」の味が、新訳でどこまで残るかがちょっと心配です。

投稿: とーこ | 2009年12月 2日 (水) 12:30

☆とーこ様 ご無沙汰です。
>ミルクを入れないお茶
 うーむ、こちらのセリフは覚えていたものではなく、雰囲気的なものです。多分、スーザンがそれらしいことをいったんじゃないかと思うのですが。
 取りに行けなかったから、今日は土人みたいに牛乳なしね っていうセリフがあったような気もします。原本を確認しようと思ったのですが、見つかりませんでした...

 岩波少年文庫... 小生の所有する古い方も、一応岩波少年文庫だな、そういえば。
  (o^-^o)
 シリーズ全巻が少年文庫に入るんだといいですね。80年前のイギリスのお話が、今の日本でどれだけ新たな読者をつかめるのか、ちょっと楽しみです。
 オボレロノロマハノロマデナケレバオボレナイ
 は、言葉が変わっちゃうのかな?

投稿: 鐵太郎 | 2009年12月 1日 (火) 17:49

>ミルクを入れないお茶なんて
ありゃ~記憶の底に埋もれておりました。何時何処でのセリフでしたっけ?なんかティティあたりが言いそうですが。

そうかでもそのおかげで、香港とカナダではマクドナルドでミルクティーが飲めるのか…と思うとハゲシク納得。そしてフランスでは飲めない…そうか奴らはカエルであると同時に土人なのね。

ランサムはやっと岩波少年文庫に入るそうです。でも訳がちょっと変わるんだそうで(現在神宮先生が改訳中とか)…たぶん土人は今の世の中では訳が変わりますね。

投稿: とーこ | 2009年12月 1日 (火) 12:52

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