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2009年11月 8日 (日)

たんぽぽ娘

 ああ、このネタか。きのう頭に浮かんで消えたネタは。

  おとといはウサギ、きのうは鹿、きょうはあなた。

 こんなフレーズがいつまでも頭に残るなら、もう末期的状態なんだよなぁ。

 「時の娘」というロマンティック時間SF傑作選を読んで気づいたこと。
 「夏への扉」とか「たんぽぽ娘」といった感じの、時間をテーマにしたこっぱずかしい短編集なんですけどね。
 
 でもね、やっぱり「たんぽぽ娘」にはかなわないよな、と勝手に考えてしまった。
 河出書房新社の奇想コレクションで刊行予定なのだそうな。でも音沙汰ないんだって。
 もうこう言うのは売れないのかもしれないね。ライトノベルの世界とは違うようだしね。
 
 ぼくが読んだのは、コバルト文庫の短編集よりもっとずっとずっと昔の、1960年代に出た「年間SF傑作選」。多分、「2」だったと思う。
 このアンソロジーはジュディス・メリルの編集によるもので、こんな序文が付いていました。

 悪魔と幽霊、まじない師と気違い、予言者に宇宙人、ただ一種を除いて、異様なもののすべてはすでに現われている。
 宇宙旅行に形体変移、テレパシーに巨大海獣(レヴァイアサン)、天文学、人類学、驚異的発明に知的驚異。しかもなお、SF好みのテーマのひとつに使われてないものがある。
 セックスと異常心理、殺人に貪欲、友情、復讐、改革、征服、歓待。ひとつだけ大きな感情がまだふれられていない。
 これはタイム・トラヴェルに関する愛の話である。

 
 そして、こんなふうに始まります。

 丘の上の少女はマークに、エドナ・セント・ヴィンセント・ミレーを思い起こささせた。おそらく、たんぽぽ色の髪を風に踊らせて、午後の目差しのなかに立っていた立ち方からかもしれない。
 あるいはまた、長いすんなりした脚にまつわる旧式な白い服のせいかもしれない。いずれにしても、彼女がどうにかして過去から現在に踏み出してきたのだと、マークにははっきり感じられた。しかも奇妙なことに、事情がわかってみると、彼女は過去から来たのではなく未来から来たのだった。

 河出より刊行予定がどうなるかわからないから、これ以上ネタバレはできないかな。
 でもネットを検索すると、モロにストーリー解説しているものもあるようですけどね。
 
 まぁ、そんなことを思い出したいときもあるのさ、年取るとね。 (ノ_-。)

 本編、アップしました →時の娘 ロマンティック時間SF傑作選

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