ツタンカーメンは病死だった!
読売オンラインより。
だそうです。詳しくは上リンクから。
黄金のマスクで有名なエジプトのファラオ・ツタンカーメン(BC1342年頃~BC1324年頃 在位BC1333年頃~BC1324年頃)ですが、そのミイラをDNAで解析した結果、足の骨の異常に加え、マラリアなどの複合要因で死んだそうな。発表は エジプト考古最高評議会です。
DNA分析を行うと、いろいろな事がわかるものですねぇ。かつての医学的・生物学的・歴史的な謎がまた一つ解き明かされたということですな。
関連して、ナショナルジオグラフィックからもいろいろ記事が出ています。歴史って面白い。
ただね、これを読んで思ったのです。ツタンカーメンの恥や欺瞞が、仮に今あばかれたとしても、それによって損をする人はいないでしょう。でもここ100~200年以内に死んだ人の死因などを調査すると、社会的・政治的に問題が発生することがあるかもしれません。
日本でこれを行うともめそうなネタはなんだろう?
すぐ考えるのが、今さら発掘できる訳じゃないけれど「孝明天皇の死因」です。この問題に関して詳細な調査ができるとしたら、問題は起きるでしょうか?
まあこの問題はともかく、世の中、掘り返すとまずいこともいろいろあると思うのです。それを秘密にすることによって不幸になっている人が間違いなくいる場合は別だけど。
「大人の判断」で知らんぷりしておいた方が良いこともあると思うのです。
むろん、永遠に謎として閉じ込める必要はないですよね。いずれは、歴史として白日のもとに晒すことは絶対に必要ですよ。ペンは剣より強くなくてはいけないのだから。
オースン・スコット・カードがSF小説「エンダー」シリーズで、棺の蓋をおおった墓の前で、その人の生涯を洗い直すことを職業とする一種の神の使徒「死者の代弁者」を提唱しましたが、はたしてこれが普遍的に成り立つ正しいことなのかは疑問です。
犯罪であれば遠慮なく暴くべきだろうけど。そのへんの兼ね合いは難しいなぁ。
そんなことを考えるとは、暇なのでしょうかね? o(*^▽^*)o
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