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2010年4月の28件の記事

2010年4月30日 (金)

今週のはやぶさ君(10/4/29)

Falcon 今週のはやぶさ君。ネタは今度はここから。
 29日が休日だったので、データが出たのは今日でした。
 
 →Hayabusa_now「今週のはやぶさ君」

 はやぶさ君の軌道が、地球軌道ぎりぎりまで寄ってきました。このままさらに内側に入り込み、減速しながら地球に追いついて行くんでしょう。
 地球への再突入は、4/21現在の計算では、6月13日(日)、日本時間23時頃、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域になるとのこと。

 ポート・ウーメラという言葉が記憶にあります。
 これは、オーストラリア人のSF作家A・バートラム・チャンドラーの銀河辺境シリーズに出てくる宇宙港じゃないかな。
 このSFも面白いと思ったけど、いまいち周波数が合わなかったような。
 今読み直すと、どうなのかな。

 どうも、計算が間違っていたらしく、星座の中の座標がおかしい。もうふたご座からかに座に移っているはずなのに。
 計算し直すまでちょっとストップ。 (ρ_;)

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2010年4月28日 (水)

「ケイン号の叛乱」見たよ♪

 「ケイン号の叛乱」が、NHK-BSで放映されました。
 原作は昔に読みましたが、映画はTV版をちらっと見たきり。
 昔の映画だという事もあり、軽い気持ちで見ましたが、なかなかすごいね。
 コロムビア製作映画としては当時の史上最高の興収収益を上げたとか、アカデミー作品賞や主演男優賞を取ったとか、いろいろ言われていますが、
鐵太郎的には珍しく(笑)、その宣伝が伊達ではないと思いましたね。ウン。
 映画の概略はこんなもの。

ケイン号の叛乱  公開: 1954年
監督: エドワード・ドミトリク  Edward Dmytryk
原作: ハーマン・ウォーク  Herman Wouk (novel)
脚本: スタンリー・ロバーツ  Stanley Roberts
   マイケル・ブランクフォート  Michael Blankfort
配役:
ハンフリー・ボガート
Humphrey Bogart
フィリップ・F・クィーグ海軍少佐 U.S.S ケイン 艦長
 Lt Commander Philip Francis Queeg
ホセ・フェラー
José Ferrer
バーニー・グリーンウォルド海軍大尉 法務士官
 Lieutenant Barney Greenwald
ヴァン・ジョンソン
Van Johnson
スティーヴ・マリック海軍大尉 U.S.S ケイン 副長
 Lieutenant Steve Maryk
フレッド・マクマレイ
Fred MacMurray
トム・キーファ海軍大尉 U.S.S ケイン 通信長
 Lieutenant Tom Keefer
ロバート・フランシス
Robert Francis
ウィリー・キース海軍少尉 U.S.S ケイン 通信士
 Ensign Willie Keith
メイ・ウィン
May Wynn
メイ・ウィン(同名) キースの恋人
 May Wynn
トム・タリー
Tom Tully
デヴリース海軍中佐 U.S.S ケイン 前・艦長
 Commander DeVriess
ジェリー・パリス
Jerry Paris
バーニー・ハーディング海軍少尉 U.S.S ケイン 新任士官
 Ensign Barney Harding
リー・マーヴィン
Lee Marvin
“ミートボール” U.S.S ケイン 水兵
 "Meatball"
クロード・エイキンス
Claude Akins
“テリブル” U.S.S ケイン 水兵
 "Horrible"
キャサリン・ウォーレン
Katherine Warren
キース夫人
 Mrs. Keith, Ensign Keith's mother
 狂言回し的な主役は、ケイン号の叛乱ウィリー・キース海軍少尉です。
 彼はプリンストン大学卒のエリートですが、第二次大戦がますます激化していく中で初級士官の不足を補うためにできた制度により、短期士官として海軍に入ります。要は、徴兵逃れですが、合法だし日本でもあった制度であり、優秀な頭脳は兵隊より将校として使おう方が効率的ですな。
 映画の字幕で「兵学校」の成績がどうの
というセリフがありますが、これは間違いです。「兵学校」とは海軍の正規士官を養成する学校で、キースくんは三ヶ月の即席教育を叩き込まれただけのパートタイマー士官です。
 彼が軍隊で実戦を経験し、いろいろ学んでいくという側面が原作にあったのですが、この話は恋人のメイ・ウィンと息子ラブの母親との葛藤などを含め、この映画の中では中途半端に描かれるだけ。細切れの愁嘆場などいっそカットしちまえばいいと思うけど、
女っ気がない映画は当時絶対に認められなかったんでしょうな。

 ネット上でブログやサイトでいろいろ記事が検索できましたね。まぁ、感想については各自それぞれのものがあるので反論はしないのですが、お話の説明でひどいのが多いね。まぁ、これはしかたないか。
 このブログの感想だって、正しい見方だとは言い切れないからね。(*^m^)

 メインはやはり途中から現れるクィーグ艦長。精神障害の名前に「クィーグ症候群」という言葉がある、と原作に書いてあったような気がします。現代でならはっきりした病名が付くし、治療法もあるのでしょう。しかし軍隊ではそうはいかない。
 軍隊はまず上官が正しいと言う原則があり、そのあとに軍の規則がある。
 人間的な良心とか良識とか常識とかは、二の次。
 そんな軍隊は日本だけだ、などと脳天気なことを言うのはいけません。
 「兵は凶器なり」と喝破したのは中国の偉い人ですが、軍隊というものは通常世界とは違うものです。そうしないと人殺しなんてできないもの。
 これはそんな世界でおきた叛乱事件ですね。
 そのへんを踏まえないと、単純に「キ○ガイはこわいね~」、「すごい弁護だったね~」という感想になってしまいますな。

 この映画のキモは、異常な行動を取った艦長と、叛乱事件を裁いた軍法会議です。
 弁護士となったグリーンウォルド海軍大尉士官は、勝てっこない裁判に勝つためにズルをした訳ですが、それを単純に喜んでいる士官たちの場に酔っぱらって乱入し、キーファ大尉に酒をぶっかけます。どんなズルをしたのか知っているから。そしてこの叛乱が起きてしまった真の理由を言いますね。
 このセリフの意味、小説の方では一回読んだだけでは理解できませんでした。

 今回、昔の記憶を踏まえて映画のセリフを聞いて、ようやくこの本と映画がなぜ高い評価を得たのか、理解できました。遅いって?( ̄Д ̄;;

 このページ、アクセスが多いし、他のこの映画に関する書評でも誤解があるようなので、ネタバレかもしれませんがこの軍法会議について追記しておきます。
 この副長は、上官の指揮権を根拠を提示できない理由によって剥奪したのです。これは不法です。もののわかった指揮官であれば、副長を一発ぶん殴って不問にすべきレベルですが、クィーグ艦長はそれができなかった。
 そこで弁護に立った士官はこんなトリックを使ったのです。
 嵐で操艦できない状態になった艦長を精神病と言えるだろうか。
 いや、下級士官にそれを判定する能力はない。
 しかし嵐で艦長は操艦できなかった。軍法会議でも異常な行動を示した。
 艦長が臆病だったから操艦できなくなったのだろうか。
 海軍では、艦長職にある士官が臆病という事はあり得ない。
 仮に臆病な士官が艦長に任命されたとすると、それは海軍省の責任である。
 海軍省は間違うことはあり得ない。
 そして海軍軍人に精神病などあってはならない。
 そうであれば、この叛乱をなかったことにするしか解決の方法はないではないか。

 これが、グリーンウォルド大尉の行ったレトリック、ズルです。この手により、そのままでは叛乱という判決(最高刑は死刑)必至だったケイン号の士官たちを救ったのです。
 そういうズルをして勝たなくてはならなかった腹立たしさ、いざとなると責任逃れをして平然としているキーファ大尉への怒りが、パーティの場面に至るのです。(2010/5/12追記)

 なお原作では、この軍法会議の結果があとで覆されます。
 日本では、軍法会議は絶対に再審されなかったのですが、制度の違いなのかUsshamiltondd141な。

 この映画では、ケイン号はワードルーム(士官室)の場面で出てくるのですが、「U.S.S. CAINE DMS 18 」という艦番号です(ちょうど60分ごろ)。
 
これは掃海駆逐艦の番号です。しかし「DMS-18」は本当はハミルトンというフネの番号。
 このフネは、なんと1919年に駆逐艦(DD-141)として就役した老嬢です。1922年に一度退役した後、1930年に再就役し、1941年に掃海駆逐艦(DMS-18)となり、1945年に雑役艦(AG-111)
となったのだそうな。
 ケイン号の雰囲気に似てますねUss_thompson
 原作はどうだったかなぁ。

 映画の中ではこのフネの役をグリーヴス級駆逐艦トンプソン(DD-627)が勤めています。開戦前に竣工した駆逐艦ですので、1943年頃には古びたと言ってもいいフネですな。でも、老朽艦と言うには、ちょっと新しいかも。

 キース少尉が最後に乗る艦は、連装砲塔などから新鋭のアレン・M・サムナー級駆逐艦のように見えますが、Uss_allen_m_sumner2これは突き止められませんでした。この艦の艦長が最後のびっくりですよね。

 その他、ハルゼー提督の空母とか、艦隊行動とか、戦後ではありますがアメリカ海軍のめいっぱいの協力のおかげで、迫力ある映像が楽しめます。今ならCGだらけになるでしょうが、リアルな映像の組み合わせも迫力ありますな。

 うーむ、原作を読み直してみたくなりました。物置にあるはずですが、見つかるかなぁ。
 あ、それと「ケイン号」とは聖書の「カインとアベル」兄弟の物語と関係があるのではないか、とたしか原作の中で出てきます。どうなのかな。
 ある意味で縁起の悪い名前ですよね、これ。

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2010年4月27日 (火)

いょう!

 ネットで拾った面白い写真です。;:゙;`(゚∀゚)`;:゙
 これ、本物だよね?
Hallo
 自然って面白いですね。かわいい。

 

 そういえば、三年越しになるタカノツメくんが、死にそうです。
 この前の雪の日に、外に出しっぱなしだったのがきいたかな。
 かわいそうなので、写真は無しね。
 元気になったら写真を撮って上げましょう。しかし、植物ってタフだね。

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2010年4月26日 (月)

A・ケントさんと同い年?

地元のこの公会堂、100425sakuraなんとアレグザンダー・ケントさん(1924/10/15~)と同い年だそうな。
知りませんでした。(*^-^)
入った記憶というと、一回だけなにかの展示会で。
もう20年以上入ったことがないなぁ。
クリックすると大きくなります→

桜は、今週散り始めかな。
今年の春も、なんとか無事に過ぎていきますね。

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2010年4月25日 (日)

先週買った本(10/4/18~4/24)

先週はささやかに2冊! ( ̄Д ̄;;
やっと春だね。 (*^ω^*)ノ彡

 
最新恐竜学 (平凡社新書) 
著者:平山 廉,小田 隆
最新恐竜学 (平凡社新書) ちょっと古い本(刊行1999年)ですが、気になっていたので立ち読み。
 巨大隕石による絶滅説に反論していると共に、恐竜がなぜ後足を支点にして水平に体を伸ばしているのかをわかりやすく説明した本です。
 前者についてはほかによい本が見つからなかったし、後者の説明については力学を知らない人が「吊り橋構造」をしたり顔で説明するのにうんざりしていたところ。
 両者について、なかなかいい説明をしていますね。ちゃんと読んでみましょう。

 そういえば、平凡社の新書のカバーが新しくなりましたね。
 
ポスビの友 (宇宙英雄ローダン・シリーズ 375) 
著者:クルト・マール&H・G・フランシス
ポスビの友 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-375 宇宙英雄ローダン・シリーズ 375) ポスビ ってどういう語源だっけ?
 なにしろ遠い時代のことです。このシリーズを読んではいるけどそんなにディープなマニアではない乱読家の鐵太郎は、すでにそのいわれを忘れています。
 有機体の脳細胞を持った機械生物なんだけど、それに絡んだ名前のはず、たしか。

 表紙絵は、レジナルド・ブル。元・国家元帥。
 依光さんの画に比べて、精悍だね。
 

 手元の蔵書ファイルによると、

☆4月25日生まれの作家はいなかったので
 4月26日生まれで

ウィリアム・シェイクスピア Shakespeare, William
  1564/4/26~1616/4/23  享年51歳
  説明の必要がない、近世英国の戯曲作家
A・E・ヴァン・ヴォクト van Vogt, Alfred Elton
  1912/4/26~2000/1/26  享年87歳
  アメリカ初期SFを代表する作家

☆4月25日に死んだ作家
ダドリー・ポープ  Pope, Dudley
  1925/12/29~1997/4/25  享年71歳

  戦史ノンフィクションや、ネルソン時代を舞台にしたフィクション、ノンフィクションを書いた作家

クリフォード・D・シマック  Simak Clifford D.
  1904/8/3~1988/4/25  享年83歳

  「大宇宙の守護者」などを書いたアメリカ初期SF作家

 だってさ。いや、ただそれだけ。

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2010年4月24日 (土)

ちょっとだけいい話

 友人の蔵書がひょんな事で回ってきました。(*^-^)
 へえ、あの人ってこんな本を読んでいたんだね。
 ダブるところはいろいろあるけど、今まで知らなかった彼の読書歴が面白い。
 しばらく楽しめそう。

 楽しんでいる場合じゃないんだけどね、本当は。(; ´Д`)

 ま、いいや。世の中はいろいろさ。

 そうそう、桜がようやく満開です。
 これは、公会堂の桜。花見の名所は、車を止める場所がないので入れないので、100424_1また今度。(ノ_-。)

 これ、ソメイヨシノじゃないよね。
   ↓
100424_2

 
100424_3 公園のカモさんたち。
 マガモと... なにカモなの?
 鳥類にも縁のない無教養の鐵太郎です。
 しくしく ( ´;ω;`)

 


 

 この二羽は、ずっと一緒でした。つがいかな?
 仲良きことは美しきかな。
100424_4

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2010年4月22日 (木)

今週のはやぶさ君(10/4/22)

Falcon 今週のはやぶさ君。ネタは今度はここから。
  →
「はやぶさ」帰還特設サイトHayabusa_now
 
ま、今までとそんなに違わないんですけどね。

 記事によれば、はやぶさ君は現在実質慣性飛行に入っているとのこと。つまりチャートを見るといまだに0.1mG程度の加速があるようですが、これは前々週・前週・今週の位置情報を二回微分しているためのいってみれば平均値です。さらに地球軌道とその少し外側の軌道との速度差も、加速として計算したりしますので、エンジンが止まって加速していなくても、数字上はまだ加速が付いているように見える訳。

 後者の、軌道速度の変位による見かけ上の加速分は、ケプラーの法則によって軌道速度は決まっていますから、計算してキャンセルすることもできるはずなんですが... 頭が悪いので計算するのを放棄しました。しくしく

 

 まぁ、単なるオタクの暴走ですけどね。あは。

Gemini_and_hayabusa

 夜空を見上げたときのはやぶさ君の位置ですが、これはもうほとんど静止してふらついていると思った方がいいんじゃなかろうか。

 CAD上で縮尺を計算して座標を計算し、プロットして日付を表記してみましたけ。かえって混乱するし、背景の星座の図もぼやけるし、わかりにくくなってますなァ。全体ではなく一部を拡大してみましたが、やっぱりしゃきっとしない。
 困ったもんだけど、ま・いいか。(; ´Д`)

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晴れたかと思ったら、また雪

 春が来るのかなと思っていたら、昨日は午後から曇り、今日は雪です。
 みぞれ交じりの水っぽい雪。
 ファンヒータ用の石油が切れたままだったのですが、買いに行かないとエライことになりそうです。(;´Д`A ```

  津軽には七つの雪が降るとか
  こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪

 という歌があります。ここは津軽じゃないけど、何となくわかります。
 これは
春待つ氷雪というよりみず雪だよなぁ。半分溶けかかった、半分以上水になった雪。

 4月後半でこの雪とは、驚いた。
 今年の夏は、大変な気象になりそうです。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

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2010年4月20日 (火)

Uボートよりの天測方法

 「Uボート」雑記」で疑問に思ったことは、要するに二つ三つの惑星で位置の測定ができるのかということでした。
 この理屈はわかったんだけど、うまい説明の言葉ができない上に、図がうまく描けない。
 三次元CADがあれば、模式的な地球を立体的に描けるんですが、二次元しかないので、二次元でなんとか描いてみました。
 一度描いてみれば簡単なんですが、慣れない図は難しいですなぁ。

 えーと、複数の惑星を天測したとします。このときの天測とは、決まった時間に星の高さを求める測定と、それに基づいて計算することですね。
 まず、それぞれの星というものは、決まった時間に正確にどこの真上にあるのかはわかっています。その時間に、測定結果が90度つまり真上にあれば、便覧を見て一発で自分の位置がわかる訳。この理屈で、星の高度が60
度であれば、地球の中心から見て、測定位置は中心角30度の位置にある訳です。
 正確に言うと、星の真下から中心角30度となる円のどこかにいることになります。言い換えると、星の真下の位置から、半径30×60=1800海里(≒3300km)の円周上にいるのです。(下図)
 一海里とは、ご存じの通りほぼ地球円周の360×60分の一で、赤道上の経度1分(1/60度)が一海里になります。

Celestial_navigation01 

 これを、もう一点星の高度を測って、同じ事をします。
 すると、下図のような感じに二つの円が得られることになります。この交点を求めれば、自分の位置という事になります。

Celestial_navigation02 さらに三つめの星を測定すれば、規準となる円がもう一つ増え、さらに精度が上がる訳です。

 気になるのは位置精度です。
 これはまず、海上での六分儀による測定がどのくらい精度があったかにかかっており、これはわかりません。仮にこれが6分(1/10度)ぐらいだったとすると、60÷10で6海里(≒11.1km)の誤差となりますが、このくらいはあったのでしょうか。実際どのくらいだったのでしょうね。

 どの本だったか忘れましたが、戦艦大和の沈没位置のことで、護衛している駆逐艦の位置でわかるのではないかという話がありました。むろんこれに対する反論として、戦闘のさなかで、俗に「盆踊り」と呼ばれる航空攻撃からのむちゃくちゃな回避行動を行っている中では、位置精度などあてになるものか、といわれたもの。
 これに対して、元駆逐艦乗り士官が憤然と、日本海軍の天測技術を舐めるなよ、と言う意味のことを言っていましたっけ(笑)。大和の沈没位置は、駆逐艦の戦闘詳報でかなり精密に測定されていたそうです。

 日本海軍にできたのなら、ドイツUボート乗組員だってできたんじゃないかな。そういう資料がないので、程度はわかりませんけどね。

 そうそう、ストップウォッチにつきましては、おそらく定時の星の位置は便覧かなにかにあったけれど、測定する時間とのズレがあるので、その時間差を測定するためではないか、とネット友人のG様より指摘がありました。なるほどね。

 まぁ、こんなところでしょうか。
 ところでWikiの天測航法の項目を見ましたら、同じようなことが書いてあります。人のことは言えないけど、あちらの図ももっとわかりやすくできないものかな。( ̄▽ ̄)

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2010年4月18日 (日)

リシュリュー枢機卿の絵

 「三銃士」というと、覚えている絵がありました。
 子供の頃読んだ抄訳というか意訳版ですけどね。その「三銃士」の、最後の挿絵です。晴れやかな顔でリシュリュー枢機卿がダルタニャンに書類を渡す場面。

 この時子供心に思ったのです。リシュリューって、陰謀を企む悪い人、悪の帝国のボスとはちがうんじゃないか、と。
 そのあとに見た「三銃士」は、大半がリシュリューを悪いヤツと決めつけています。アニメは、むろんセンセーショナルな面白さを追求するものなのだから深い考察など期待しませんが。まぁ言ってみれば、歴史解釈が共通していた、ということですよね。
 にもかかわらず、それは違わないかという疑いが心に残りました。
 ああ、彼だって心の中は本当はいい人だったんだよ、などという単純な理由じゃありませんよ。鐵太郎は昔から、決して素直ではない。(* ̄ー ̄*)

 そのときはそう思っただけでしたが、その後いろいろ歴史について知識を得るにつれ、最初に思ったことは間違いではなかったとだんだんわかってきました。
 (子供の頃の思いこみがあたっている例も、たまにはあるもんです (*^-^) )

 

 図書館に行ったとき、たしかここに「閉架」扱いで「少年少女・世界の名作文学」があったんじゃなかったっけと気づき、捜してもらいました。昔のと装幀が変わっていますね。版が違うのかな。
 ページを繰ってみたら、ありました。
 さすがに昔の記憶ですね。もっと精密な絵だと思っていたのに、思ったよりあっさりしたペン画でした。
 でも、昔のイメージはそのまま。

 リシュリューという人は権謀術策の人で、常に他人を利用すること、他人を操ることに血道を上げ、決して人を信じなかった人なんだと思っています。国王も自分の身内も含めてね。そんな人でなければ、あRichelieuれだけのことはできない。
 もしかしたら、自分自身をすら信じていなかったかもしれない。
 それでも、というよりそれだからこそ、ちょっと小狡いが基本的に真面目で無邪気で熱心な青年ダルタニャンにしてやられたとき、こんな顔ができたんじゃないかな。

 歴史の中には、こんな人もいた。この人は常に敬意を持って扱われ、尊敬され、畏怖され、憎悪されただろうけど、決して好かれてはいなかった。でも、鐵太郎は何となく気に入っています。
 むろん、そばにいて欲しくはないけどね。(o^-^o)

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先週買った本(10/4/11~4/17)

先週は1冊! (o^-^o)

発信源グロソフト (宇宙英雄ローダン・シリーズ 374) 著者:ハーヴェイ・パットン&クルト・マール
発信源グロソフト (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-374 宇宙英雄ローダン・シリーズ 374) 今週もローダン、快調かな?
 あとがきがいろいろ面白いですな。ドイツにいる隠れローダンファンとか、ローダンの翻訳をしていると言ったら、ドイツ人になぜ英語から直接訳さないのか(!)と聞かれたとか、ネタがたっぷり。

 とはいえ、この邦題、もう少し考えてつけた方が良かったのに。(笑)
 

 手元の蔵書ファイルによると、

☆4月18日生まれの作家はいなかったので
 4月19日生まれで

エリオット・ネス Ness, Eliot
  1903/4/19~1957/5/16  享年54歳
  「アンタッチャブル」を書いた、アメリカ財務省の酒類取締局捜査官

☆4月18日に死んだ作家
ジェイムズ・H・シュミッツ Schmitz, James H.
  1911/10/15~1981/4/18  享年69歳

  「惑星カレスの魔女」 をかいたSF作家

 だってさ。

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2010年4月17日 (土)

桜と雪!

100417_sakura

桜がようやく七分咲きってところです。
しかも、雪ですぜ、雪。
なんだよ、これ。異常気象ですなぁ。

親を花見に連れ出そうと思ったけど、この寒さではヤバイかもしれませんな。
右の写真は、ちょっと古めかしい町の公会堂の前。
撮ったのは昨日ですが。

 


で、下の写真は今日の朝撮った部屋の前と前の家。ナンテコッタイ。
(*≧m≦*)
100417_snow

例によってクリックすると大きくなります。

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2010年4月15日 (木)

今週のはやぶさ君(10/4/15)

Falcon 今週のはやぶさ君。ネタはいつものとおりここから。
  →
今週のはやぶさ君Hayabusa_now

 特設サイトやツイッターも開設したようです。
 しかしこちらは地味に、マイペースでフォローします。

 今回、星座の画像をCADにはめ込み、ほぼ正確にふたご座のどこにあるのかプロットしました!
 たっGemini_and_hayabusaぷり3時間かかりました!

 
 
 ところが!

 う~む。労多くして、あんまりめだたんわ、これ。(ノ_-。)
 3/4からのデータなんですが、ほとんど動いていないことがわかっただけ。
 な~んだ。まったく、もう。

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2010年4月13日 (火)

思い出を置く・君を置く

 「思い出を置く 君を置く」
 という歌があります。
詩:サトウハチロー(詩集より) 作曲:すぎやまこういち

  風景の中に 思い出を置く
  君を置く

  唄の中にも 思い出を置く
  君を置く

  悲しいときも 嬉しいときも
  それがこみあげてくると
  心の中に たっぷり
  思い出を置き 君を置く

 短いね。
 歌は、太田裕美。1980年7月、彼女が25歳の時の同名のアルバム曲。
 さわりは、アマゾンのページの下の方で聞けます。
 →「思い出を置く 君を置く」

 このアルバムは、全曲が原曲を元にアレンジしてサトウハチローの詩に合わせ、しかも弦楽器とピアノ・チェンバロだけの演奏という、歌謡曲・アイドル全盛時代にはありえないような構成でした。大ヒットしなかったのも明白でしょ?( ̄ー+ ̄)
 最後のアルバムタイトルともなったこの曲、曲の後半が実は、モーツァルトの名高い「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第2楽章 ロマンツェ」なのです。
 最初に聞いたとき、背筋が震えたものです。
 この歌のおかげでモーツァルトのこの曲がしっかり刻み込まれました。

 さて、「名曲探偵アマデウス」で、
 事件ファイル♯62 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 としてこのモーツァルトの名曲がネタになりました。
 ドラマはひたすら寒いギャグで盛り上がっていますが、扱われる内容は相変わらず深いね。
 SPのおかげで20世紀になって急に普及したとか、まぼろしの第2楽章という話は、始めて聞きました。
 モーツァルトの実父が死んだころの曲なのだそうですが、当時の作曲家は自分で思うがままに作曲することなどまずないので、この珠玉の名曲も、モーツァルトのなにかの思いを伝えるものではないんだよ、という説明が興味深かった。

 歌の方は(当然ながら)Youtubeに見あたらなかったので、桜の映像をバックにしたアイネ・クライネ・ナハトムジークの第2楽章を張ってみます。
 4/13だというのに、ここでは桜がまだまだです。

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2010年4月12日 (月)

「新・三銃士」ネタ・人物編

 さて今度は人物編。
 本サイトで、両方アップしました。 →新・三銃士 少年編
 新・三銃士 青年編

 本編の方を書いていたら、人物紹介が膨れあがってしまいました。じゃあ、「ルイ14世の宮廷」でやったように人物紹介を別にしてしまえ、という訳でこんなものを作ってしまいました。ただでさえ、最近どんどん文章が長くなっていますからね。┐(´-`)┌
 という訳で、「新・三銃士」ネタ地図編にして、これを人物編にすることにしました。
 なんだか相変わらず暴走気味。でもこれって、まさにHoratiaおねいさまが言われたように、

 「気をつけろヲタクは急に止まれない」 現象 なのですねぇ。(^-^;

 史実のダルタニャンというのは、1615年生まれで1673年6月25日戦死ですから、1625年に18歳の青年としてパリに現れるのは、実は無理なのです。ラ・ロシェル包囲戦(1627~1628)にダルタニャンが参加できるように、デュマが設定をいじったのですね。
 参考→「ダルタニャンの生涯」
 付随してダルタニャンを取り巻く人々の設定も変わってきますが、ほとんどフィクションの人、たとえばアトス、ポルトス、アラミスの三銃士などに関しては、気にしないこととします。資料もろくにないしね。
 ここはあくまで史実上の資料として、1625年4月にこの人たちはどうだったのかということで。

ルイ13世 (Louis XIII de France)Louis_13 1601/9/27~1643/5/14
 フランス国王・ナバラ国王・アンドラ大公 在位 1610/5/14~1643/5/14
 当時、23歳。肖像は若い頃のものです。

 ブルボン朝第2代のフランス王。初代アンリ4世の子。母はマリー・ド・メディシス。
当時、母后マリー・ド・メディシスなど前世代の影響をリシュリューらを起用することではねのけ、親政を行い始めた頃。
 ドイツで1618年に30年戦争が始まったため、フランスとしては反ハプスブルクの立場から新教徒に近い立場を取るのだが、フランス王室は基本的にカトリックであるため、当時立場的に微妙なところがあったらしい。

 王妃との仲はあまり良くなく、1638年に王子ルイが生まれた経緯に関しては疑問もある、とか。
 性的にはフランス王室、フランス貴族には希有なことですが、極端に淡泊であったといわれるが、ホモセクシャルもしくはバイセクシャルの可能性も消えていないようですな。
アンヌAnne d'Autriche・ドートリッシュ (Anne d'Autriche) 1601/9/21~1666/1/20
 フランス王ルイ13世の王妃で、ルイ14世の母。絶世の美女と名高いとか。
 当時、23歳。これも若い頃の肖像画。

 スペイン・ハプスブルク家の、スペイン王フェリペ3世の王女として誕生。フェリペ4世は弟。
 長男ルイを生んだのは1638年ですが、この1625年の少し前の1619年、1621年、1622年と続けざまに流産しており、特に最後の時はリュイヌ侯爵夫人(のちのシュヴルーズ公爵夫人)と踊っていたためと言われ、国王との仲が冷える原因となったそうな。
 国民には人気があったそうですが、フランス王家の中ではあまり評価はされておらず孤立感を抱いていたようで、スペインの兄王や外国貴族との仲がいろいろ取りざたされたこともあったらしい。バッキンガム公との恋愛劇とダイヤの胸飾り事件は、史実と考えてよさそうです。
 陰口として、彼女はハプスブルク家伝統の受け口で、聞きづらいキンキン声だったとも言われます。本当はどうなのかな。

 あ、「ドートリッシュ」とは「オーストリアの」と言う意味で、スペイン王家ではあるけどハプスブルク家の一員であることを示しています。マリー・アントワネットにも、正式にはそのあとにドートリッシュが付くらしい。

リシュリュー枢機卿Armand Jean du Plessis, cardinal et duc de Richelieu 枢機卿およびリシュリュー公爵アルマン・ジャン・デュ・プレシ (Armand Jean du Plessis, cardinal et duc de Richelieu)
 1585/9/9~1642/12/4
 カトリック教会の高位の聖職者にしてフランス王国の政治家、外交官。ルイ13世の宰相。
 当時、39歳。肖像画はラ・ロシェル包囲戦の時のもの。赤い枢機卿の帽子とマントの下に軍事指揮官として鎧をまとい、この下に剣を履いています。

 下級貴族の三男坊として聖職者として身を立てようとしたが、母后マリー・ド・メディシスの側近となったことで政界入り。アンヌ・ドートリッシュ付き司祭となったとき、この放埒な王妃を教育しようとして、嫌われたそうな。
 1622年に枢機卿となり、1624年に首席大臣となりますが、これを指してフランスの宰相と言うらしい。

 誤解が多いのですが、彼は臣下以上の権力を求めたことはなく、国王に取って代わろうとしたこともない。あくまで彼は、フランスの権威を高めるためと国王の権力を確立するために、大貴族の権力をゆっくりと削いでいく施政を行ったのですし、彼の権力はルイ13世の信任の元にしか存在していないのです。だから旧貴族に憎まれたのです。
 これは、歴史書にも、原作の三銃士にも、藤本ひとみの「新・三銃士」にもはっきり書かれています。
 にもかかわらず、なぜか悪者にされますね、この人。

ガストン・ジャン・バティストGaston Jean Baptiste de France (Gaston Jean Baptiste de France, duc d'Orléans)
 1608/4/25~1660/2/2
 フランス・ブルボン家の王子。アンリ4世の三男(次男ニコラ・アンリは夭折)。
 当時、18歳。アンジュー公。

 王位継承権第一位の地位にあり、兄王とリシュリューに対して始終反抗的で、なにかと突っかかっていたようですが、ことごとく成功せず。性格は、贅沢好き、陰謀好き、無責任、無節操。ろくなものではないが、大貴族の御曹司としては普通ぐらいか。王家に生まれなかったら、ただの我が儘者ですんだはず。
 この王子に政権を取らせたらフランスはおしまいだと言う危機感があって、リシュリューは国王に早く世継ぎを設けるようせっついたらしい。

 史実では1626年に、オルレアン公、ブロワ伯、シャルトル伯となり、モンパンシエ公アンリ・ド・ブルボンの娘マリーと結婚しますが、藤本さんはこの経緯を、ボンボン王子とトンマな貴族の陰謀をリシュリューが失敗させ、そのあとをうまく裁いたように書いています。

 オルレアン公家というのは、その後もブルボン王家の中で獅子身中の虫となり続け、フランス革命後についに本家に牙をむいて王位につきますが、この人はその始祖となるにふさわしいかも。
シュヴルーズ公爵夫人Gaston Jean Baptiste de France (Marie Aimée de Rohan, duchesse de Chevreuse)
 1600~1679/8/12
 シュヴルーズ公爵夫人マリー・ド・ロアン。フランス貴族。陰謀家。
 当時、25歳。

 この人が実在だと言うだけでも驚くのですが、経歴を見るとその陰謀家としてのしつこさはすごいものです。ミラディなどかわいいものかも。
 リンクはフランスのWikiに対して張ってありますが、英語のWikiの方が長いし三銃士についての言及はフランス版にはありませんね。不思議。
 また、日本語Wikiにも三銃士人気のせいか記事があるのですが、英語版を直訳したようで、言葉が日本語になりきっていません。困ったものだ。
 王妃より二歳年長ですね。フランスの宮廷貴族たる者、このくらいの陰険さがないと一人前じゃなかったのかも。棘のない美人なんて存在価値もなかったのかな?
 色恋沙汰についても陰謀についても、ここはたしかに先進国ですなぁ。

 こんなのばかりが宮廷にいたのであれば、ルイ14世が可憐なラ・ヴァリエールの新鮮さに惚れて、しばらく経って飽きてしまったのもわかるような。(笑)
 そうそう、この人ロアン家の一員なのですね。ロアンと言えば、フランス革命の引き金の一つになったアントワネット王妃の首飾り事件にもロアン枢機卿が関係しています。大貴族なのですねぇ。→「王妃の首飾り」
フランソワ・ド・バッソンピエールGaston Jean Baptiste de France (François de Bassompierre)
 1579/4/12~1646/10/12
 フランスの廷臣、軍人、外交官。
 当時46歳。

 古い宮廷人の一人で、前国王アンリ4世が暗殺(1610年)される直前にチェスをした人なのだそうな。
 心情的には王派であり、若い国王と摂政である母后が対立すると、常に国王側に立って仲裁したという。伊達男としても有名。
 戦場では勇猛果敢、頼りになる指揮官であった。(リシュリュー評)
 ラ・ロシェル包囲戦においては、国王軍の司令官として2万の軍を率いて戦いて勝利を収めたが、その後のイタリア戦の失敗で失脚。
 妻が母后マリー・ド・メディシスの信頼が篤かったことなどでリシュリューに疑われ、1631年に逮捕されてバスティーユに送られ幽閉される。リシュリューの死ぬ1643年に釈放され、そのままノルマンディーに隠遁したとのこと。

 なぜこの人を調べたかというと、この人NHK人形劇ではラ・ロシェルの敵方にいるからです。昔の記憶では国王配下の軍人だと思ったのに、おやおや。おかしいな、と思ったので調べてみたらこの人は、(古い宮廷人らしく)反リシュリューかもしれませんが反フランス王ではなかった。
 渋いいい男ですが、三谷幸喜さんはなぜ敵方にしたんだろう? 承知の上でわざとかな?
 肖像画のバックの関係で、ペールブルーの背景にしました。

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「新・三銃士」ネタ・地図編

 実はこれ、NHK人形劇のネタだけじゃないのです。
 本サイトで上げている、藤本ひとみさんの「新・三銃士」を補完するのが目的です。
 とりあえず、本サイトではここまで。 →新・三銃士 少年編

 まぁ、先にNHKの方。
 人形劇「新・三銃士」の本放送の方は、今ラ・ロシェル包囲戦のあたりをやっています。原作の三銃士の後半のクライマックスは、包囲戦終幕に起きるバッキンガム公爵暗殺事件(史実)ですが、もう少しですね。
 再放送は第一回「旅立ちの朝」が4/4から地上波の総合TVの方で始まりました。
 ストーリー的には、ああ現代の子供向けのお話にしちゃったな、という流れです。戦争は良くないね、反乱する側にも言い分があるんだよ、庶民の生活を守らない政府は駄目なんだよ、といったメッセージ。
 これは、しかたないよね。基本的には現代の人が見てわかるようにアレンジしなくちゃいけないから。

 ところが、そこに至る登場人物の性格付けが、原作とかなり違うでしょ?
 一番驚いたのが、アトスかな。重厚で貴族的で、頼れる万能の思索家、ただし賭博と酒も人一倍、というのが原作の印象。鐵太郎的には、ポルトスほど衣装に金をかけず、アラミスほど端正な顔や手をしてはいないが、頭を高く上げて誇らしげにあるくその姿だけで銃士隊全員の敬意を勝ち得た男、02という描写が一番気に入っています。

 ところがNHK人形劇では、三谷幸喜さんがこれを大きく変えているんですよ。
 いろいろな解釈があって良いとは思ったけど、一本気で頑固なオヤジ、という性格付けは意外でし03た。
 頭脳の担当をアラミスにしたのも驚きだし、さらにアラミスに人情の機微の解説まで担当させています。

 これが、藤本ひとみさんの「新・三銃士」を読んでみたら、解釈が似てるんですよね。
 驚いた。
 原作に書いてあることではなく、原作で起きたことを並べ、その起きた経緯や経過をちょっと違う視点で見直すと、こんな解釈もできるということなんですねぇ。
 たとえば、ダルタニャンがこう考えたから三銃士と決闘することになった、という原文をもとに、ダルタニャンが決闘したのだとすると、こんな理由、こんな経緯だったんじゃないか、という具合。

 これでミレディの行動を見直すと、TVの「新・三銃士」は藤本ひとみさんの本の解釈に似てくるんです。純情一途なところもあり、恋して裏切られて絶望することだってあり得たんじゃないか。
 二番目の夫は不審死していますが、本当は自然死だったとしてもあり得るんじゃないか。お前は悪女だから毒殺したに違いない、そうだろうお前、といわれ、そう思いたきゃそう思えばいいさ、と悔し紛れに言ったんじゃないか。誰にも信じてもらえない女の絶望と開き直り。
 考えすぎかな?(笑)
 でも、ミラディがダルタニャンに抱いた恨みは、原作読んだときになにか行き過ぎに思えたもの。
 藤本式の解釈、怒りではなく悲しみだったという描写も、あり得るかも。
 そもそも、原作の三銃士を読むと、素直で真っ正直で打算もなく真面目一方に生きているキャラなんて、実は一人もいないんです。そう、あのアトスまで含めてね。みんな裏表があり、打算があります。
 じゃあ、ミラディだけを希代の悪女にするのは変じゃないか、と考えるのもおもしろいかも。

 なんでこんな事を書いたかというとね、歴史解釈が頭に浮かんだんですよ。
 同じ事件を元に、全然利害が違う人がそれぞれの立場で解釈すると、一つの事件がまったく違う意味になる。
 ナポレオンは英雄か、侵略者か。
 ヒトラーは悪魔か、近視眼的に新体制を作ろうとした失敗者か。
 伊藤博文の暗殺はテロか、愛国者の抗議行動か。
 どちらが正しいのかなんて、言えません。強いて言うのなら、強い方が言った方が正しい。

 そんなところまで頭を回すと、TVの「新・三銃士」でラ・ロシェル攻防戦を「反乱軍」との戦いという解釈をしていることも、ある視点で見たら正しいのかも、などと考えてしまった。
 むろんこれは、そもそもラ・ロシェルは当時英国の影響下にあった新教徒の自由都市で、フランス王には形式的な臣従しかしていなかったし、蜂起したとしても「反乱」といわれるほどたいそうなことをした訳じゃない、という歴史的な事実を無視していますので、基本的におかしい。そもそも当時、フランス王国は国王の権威など地方に行けば武力なしにはたいしたものではない。
 でも、今の日本の子供向けにこの事件を扱うとしたら、農民一揆的な視点で見るのが一番わかりやすいという判断があったんでしょうね。
 多分、三谷幸喜さんはそう考えたんだと思う。

 まぁ、何を言いたいのかというと、歴史はいろいろな見方ができるよね、ということ。
 だから面白いんだけどね。

 どうでもいいけど、三銃士関連の地図を作ってみました。
 だんだんこういう地図の作り方がうまくなっているなぁ。(笑)
 今回の方法は、今までと違って、エクセルに地図の画像を貼り付けてその上に線や字を描く方法。そのあとで画像ソフト上でちょっとシャープにしています。
 今までの、画像ソフト上で書く方法より鮮明になるし、白抜き枠が描ける事がわかりました。
 ウン、今後はこれで行こう。o(*^▽^*)o

 アルマンティエールって、オランダにすぐ脱出できる国境間近にあったんだね。
 原作ではそういう事は書いてなかったけど、藤本さんはそこまでちゃんと書いていますね。

 ダルタニャンは、マン=シュル=ロワールの町で小説に登場し、ここでロシュフォール伯爵とミラディに運命の出会いをしました。
 昔は、これをマン(Le Mans)だと思っていたのですが、このル・マンの町はもっとブルターニュ半島によっているので、ガスコーニュからパリへの道筋としてはおかしいのです。
 こんなことも、地図にプロットしてみて始めてわかったことです。面白いね。

Map_les_trois_mousquetaires

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2010年4月11日 (日)

先週買った本(10/4/4~4/10)

桜のたよりがあちこちから聞こえますが、当地はまだまだ三分咲きにもなっていません。
今年は遅いのかな。
ま、いいや。先週は4冊! (´∀`)σ)Д`*)

捜査官ケイト過去からの挨拶 著者:ローリー・キング
捜査官ケイト過去からの挨拶 (集英社文庫 キ 9-12) この作家の「ケイト・シリーズ」は久しぶりに買います。なんと、8年ぶりか。
 しかも、同じ作家の「シャーロック・ホームズの愛弟子」シリーズが中に入っているとか。
 買いそびれていました。
 昔はいろいろ思ったけど、今は読んでみてどんな感想を持つかな。
 
蘭陵王 著者:田中 芳樹
蘭陵王 美しすぎる顔を持ったため、仮面を付けていた中国の武将がいたそうな。
 中国、北斉(AD550~577)の時代。日本で言うと、奈良時代の前の飛鳥時代。遙かな昔ですね。
 久しぶりの田中芳樹の中国物語ですね。
 
新・三銃士 青年編―ダルタニャンとミラディ 著者:藤本 ひとみ,A・デュマ
新・三銃士 青年編―ダルタニャンとミラディ (講談社文庫 ふ 48-6) という訳で(どんな訳だ)、少年編の次の青年編。
 軽いけど、こんな三銃士も悪くはないかな。
 
保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公文庫) 著者:中村 彰彦
保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公文庫) 保科正之とは、三代将軍家光の異母弟。のちの会津藩主。
 江戸初期の徳川政権は、何度か危機を迎えていますが、それを乗り切って260年余の平和を維持し得たのには、こんな人がいたから。
 そんな人の物語ですね。
 

 ところで、手元の蔵書ファイルによると、

☆4月11日生まれの作家はいなかったので
 4月10日生まれで

オラフ・ステープルドン Stapledon, Olaf
  1886/4/10~1950/9/6  享年57歳
  「シリウス」、「オッド・ジョン」などの思弁的SFを書いた人。
さだまさし
  1952/4/10~  現在57歳
  シンガーソングライター、プロデューサー、作家。いろいろやってますな。
 4月12日生まれで

トム・クランシー Clancy, Tom
  1947/4/12~  現在62歳
  「レッド・オクトーバー」を始めとする軍事ポリティカルアクションの作家。

☆4月11日に死んだ作家
ハネス・ボク Bok, Hannes
  1914/7/2~1964/4/11  享年49歳
  美術家、イラストレーター、占星術師、ファンタジー作家、詩人。

 だってさ。

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2010年4月 9日 (金)

草食性のサメ!

 本編の、海底牧場(アーサー・C・クラーク)を読んでいたら、こんな文章に出くわしたのです。

 ・・・それは、鮫で、まだ見たこともない大きなやつだった。細かい部分は、まだはっきりしないが、それが属する種類は一つしかないはずだ。しゅもく鮫やうば鮫は大きさの点ではひけを取らないが、彼等は無害な草食動物だ。これは軟骨魚の王──ほおじろ鮫だ。ドンは、この種の中で、記録にある最大のものの数字を思い出そうとした。1990年、あるいはその前後に、ニュー・ジーランドの沖合で、50フィートもあるのが殺されたことがあるが、眼前にいるのはそのまた一倍半もある。・・・

 草食性?
 まさか!

 と思って、張り切って付箋を付けて調べ直したのです。御大クラークの文章で、ほかはともかく、宇宙と技術と海洋の描写でミスがあれば、突っ込むのがファンの基本じゃありませんか。(*^-^)

 文章の中で、読点「、」が異様に多いのは、この時代の流行りみたいなものですね。Hammerhead_shark読み直すと驚きます。
 いや、それはいいとして。

 鮫がね、草食性のはずはないだろと思ったのです。
 ところが調べてみたら、シュモクザメ(右上)の方はともかく、ウバザメ(左下)の方は、プランクトンを食べるだけの、のったりした鮫なんだそうな。これなら、草食性といっても当たらずといえども遠からず、かな。
Basking_shark シュモクザメの方の疑問はあるけど、これでは突っ込めないと思ったのでやめました。

 海のお話が読みたい、という発作その二という感じで読みましたが、ちょっと方向が違ったような。
 クラーク節って、若い頃は肌に合わなかったところがあったけど、今は周波数が合いますね。面白い。

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2010年4月 8日 (木)

今週のはやぶさ君(10/4/8)

Falcon 今週のはやぶさ君。ネタはいつものとおりここから。
  →Hayabusa_now
今週のはやぶさ君

 チャートを見ると、はやぶさ君の速度が完全に地球軌道速度を上回っていますね?
 この結果どうなるかというと、いままで夜空の中をじわじわと右上に移動していたはやぶさ君が、逆行し始めたのです。星座の中のはやぶさ君の位置は、手で入れているので相変わらず正確じゃないのですが、明らかに逆行、こんどはわずかですが左上に移動しています。移動量もわずかなので、ますます位置のプロットが難しい。
 また、記事によると地球とのランデブー(というより衝突)軌道に遷移する微調整が続いていますが、最終的には

 最終的には、地球の大気圏に対して、秒速12km(時速約4万km)の速度で突入するのです。

Gemini_and_hayabusa という形になります。この速度、正確には軌道上の地球とはやぶさ君の速度差なのですが、このチャート上では三次元的な方向まではフォローできないので、秒速12kmの速度差が正確に出る訳ではないはず。
 今の時点では、こちらの計算だと約毎秒2.2kmの速度差のようですが、どうなるのかな。
 まだまだ先が楽しみですね。

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2010年4月 7日 (水)

サン・ファン友の会

Santjuan_tomonokai1サン・ファン友の会から、今年度の会員権と入会のご案内が来ました。
会員になりたいという方がおられましたら、ここへ申込みください。
(画像はクリックすると大きくなります)

右の画像の右側に今年の会員権も一緒にスキャンしました。
今年の会員権は縦長ですな。
こっちが裏側で、申込書ね。
 ↓
Santjuan_tomonokai2

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2010年4月 6日 (火)

NHK「日本と朝鮮半島2000年」がベスト番組?

 こんなニュースがありました。

放送批評懇談会が選ぶベスト番組【ギャラクシー賞月間賞】

“日本固有の文化”なるフィクションを打ち砕く~NHK「日本と朝鮮半島2000年」

GALAC 2010年4月号掲載) 2010年4月6日(火)配信

 NHKのETV特集で、「シリーズ 日本と朝鮮半島2000年」と題して長いスパンで全10回、日本と朝鮮との関わりを見直す番組が放映されました。放送は2009/4/26~2010/1/31の長きにわたっています

 ・・・他者を通して自らを振り返ることの反復であり、同時に新たな考古学上および歴史研究の実証を伴って、“日本固有の文化”というフィクションの虚妄性を明らかにする過程でもあった。

番組は弥生中期以降の日韓交流史を、常に東アジア全体を俯瞰する視点から考察した。だから水稲も鉄器も、漢字や仏教、さらに律令制度から暦に至るまで、生活・社会に係る大多数の事物や文化が、朝鮮半島経由で渡来したことに今更ながら感嘆させられた。・・・

 
 前にも書きましたように、鐵太郎は日韓友好掲示板にタムロしています。これはNaverの時代からだから、もう8年も経つんだな。
 この掲示板で論じられた内容が日本と韓国の真実を現すなどとは思いません。どちらにも莫迦は多いし、半可通、阿呆、牽強付会、狷介固陋など、さまざまな形容詞がふさわしい言葉が飛び交いました。
 しかしわかってきたことがいくつかあります。
 韓国人がどうかとは言いませんが、日本人って、総じてやっぱりお人好しなんだなぁということ。

 こういう歴史の見直しは面白いと思いますし、番組を見ていて新しい知識も得ました。
 しかしなぜ、「“日本固有の文化”なるフィクションを打ち砕く」などという、韓国のニュースのヘッドラインのようないい方をするんだろう。
 むろん日本にも、日本の文化は世界でも独特の、どこにも影響されない固有の文化である、と言う、ちっと視野の狭い人はいますよね。残念だけど。
 とはいえこの論調、いつもの日本式の、「相手の立場を理解して譲歩すれば仲良くできるはず」というお人好し思考におちいっていないかな。日本の文化は、アジア大陸を始めとして世界中の文化を元にして、それをうまく継ぎ合わせ、独自の、固有の発展をしたものだと思う。それがフィクションというのか?
 ならば独自ってなに? 中国に対して敬して時には屈従した朝鮮に独自の文化があったとするのなら、日本独自の文化があったといってどうしてフィクションになるの。
 どちらにもそれなりの固有の文化があった、それでいいではないか。
 朝鮮からいろいろな文物が入った歴史があった、今までよりたくさん発見された、それだけのことじゃないの。
 なんで韓国ジャーナリスト式の宣伝文句を付けられなくてはいけないの?

 日本が攻めた歴史ばかりしか描かないのもいかがなものか、と思う。古代・中世・近世において朝鮮への侵攻を行った歴史が日本にあるが、だからどうした。
 繰り返してはならない反省すべき歴史であり、鎮魂の気持ちを持ってしかるべきだとは思うけど、これに関して現代の韓国人に負い目はない。

 

 まあね、あの番組は面白かったし、そこそこためになったけれど、韓国の歴史の描写というと「韓流スター」が華々しく剣を振るう、現代に作られた日本のゴールデンタイムの時代劇的な「歴史ドラマ」ばかり使っていたよね。こんなところはちょっとネタが浅くてがっかり。
 何はともあれ、このニュースのヘッドラインは愉快じゃないね。

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ドアを開けたらそこは...

 ホームズ映画のネタ
 「シャーロック・ホームズ」また見たよ♪
 で気づいたネタ、思い出したので忘れないうちに。(o^-^o)

 駅の地下に地下街ができて、地下街から直接道路沿いのビルに上がれるようになったのはいつごろだったかな。そんな頃の話。
 昔は表示もいいかげんだったから、知らないで変なところに迷い込むと、とんでもないところに出たりしたんだよね。まあ、イナカものなのでよけいそう思ったんだろうな。

 その頃に、SFマガジンの中に載っていた漫画で、こんなのがあったんだよ。作者も題名もまったく覚えていないし、内容もいささかあいまいだけど。

 ある男が、家も仕事場も地下街にあって、外に出ないで地下街だけで生活していたのです。(たしかそういう始まりだった)
 ある日、いつもと違うところから自宅へ帰ろうと気まぐれを起こして、ちょっと違うドアに入ったそうな。そこで、いつもと違う店や料理店を通り過ぎて迷ってしまい、上に出て道路に出ればいいやと思って昇りの階段を見つける。
 ところが上っても上っても道路に出ない。そのうち、階段の上に外に出るドアもなくなる。
 ふうふういいながら、主人公はえんえんと階段を上る。

 最後に出たのは、超高層ビルの最上階だった、というオチ。

 手塚治虫がSFマガジンに「鳥人なんとか」を連載していた頃だったと思うので、そんな昔のマンガ。
 シュールですな。 

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2010年4月 5日 (月)

「会議は踊る」見たよ

Photo NHK-BS2で「会議は踊る」をやっていました。
 今日(4/5)の午後1:00~午後2:35(95分)。
 何度目かな、この放映も。今回はまともに頭からシッポまで見ました。

 「会議は踊る」というのは、ヨーロッパを暴れ回ったナポさんをようやく取り押さえたあと、さあこのあとどうする? という会議をしたんだけど誰も責任を持って判断しなかったんだよね、という状態を指す言葉でもありますな。
 しょせん、王様には政治はできないんだね、という教訓なのですが、そこはそれ、映画の世界。
 映画を作る人に歴史や政治を期待しちゃいけませんがな。( ̄▽ ̄)

 Wikiによると、こんな映画なのだそうな。

『会議は踊る』(Der Kongreß tanzt)は、ナポレオン・ボナパルト失脚後のヨーロッパを議した1814年のウィーン会議を時代背景にした1931年のオペレッタ映画。ドイツのウーファ社の作品。日本では1934年(昭和9年)東和商事が輸入・配給した。題名は、ドイツ語圏ではオーストリアのリーニュ将軍の言葉とされるが、あるいはフランスのタレーラン外相の言葉かもしれない、「会議は踊る、されど進まず」(Le congrès danse beaucoup, mais il ne marche pas.)から借りている。戦勝国ドイツ語圏側のものならば嘆きの言葉であり、戦敗国フランス側のものであれば、上首尾を表す言葉である。その長引く会議の隙を縫った、ロシア皇帝アレクサンドル1世とウィーンの街娘との夢のような逢瀬を描く。

 うちの親父殿が、何かというと一人で声高らかにクラシックの歌曲などを歌う人でしたが、この中の「唯一度だけ」なども歌っていましたっけ。どんな曲なのかは、そういうことを説明してくれる人じゃなかったので、何を歌っているのかは当時わかりませんでしたけど。
 たしか親父殿、この歌のSP盤もかつては持っていたはずです。プレイヤーがなかったので音は聞けませんでいたが。
 いまこの曲を聴くと、そんな遠い昔のことを思い出します。

 映画それ自体は、この映画のファンは多いそうですしそれなりによい映画だと思いますが、鐵太郎的にはまあまあ。設定とか背景とか、そういった歴史マニア的な目で見てしまうのでねぇ。この時代にこの音楽はなかったよ、という突っ込みはまだしも、ホルンとかを始めとして楽器が近代のものなんだもの。軍服も突っ込みたいし。
 また、会議が踊ってせっかくの勝利を水泡に帰すこととなった苦い歴史を、ドイツ人はどう考えて映画化したのかなどと考えてしまいます。
 まぁ、映画ファン目線なら、脳天気にこのつかの間のロマンスを楽んで歌を口ずさめばいいのでしょうし、そんな映画なんですけどね、本来。

 それよりなにより、最近どんどんボケが進行している親父殿に見せたら、ちょっとは活力が戻るかもしれないな、と思いました。
 もう無理かなぁ? (ノ_-。) 

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「シャーロック・ホームズ」また見たよ♪

Sherlock_holmes00 また見てきましたよ、映画「シャーロック・ホームズ」。
 ビンボだけど、もう一度見たいと思ったので。
 (^-^;

 ホームズ役のロバート・ダウニーは、「アイアンマン」の陰のある陽気なヒーロー像そのままという感じで、面白いね。
 でも、新しいホームズ物語としてしっくりすると思ったのは、ワトスン役のジュード・ロウの方。きっちりとしたイギリス紳士の姿を見せつつ、事あれば手も出る足も出る。ホームズに遠慮なく毒舌を吐き、きっちりとフォローもする。
 こんなワトスンが見たかった。うん。

 ポスターは左図のようなものですが、ホームズが無頼漢ふう。こんなワイルドなホームズもありかも。
(鐵太郎はそんなに原理主義一点張りじゃないのです、実はw)

 二人の外観はこんな感じ。
 帽子の形が個性的ですな。ワトスン(左)はいつもこんな感じだけど、ホームズ(右)はこれが一番きちんとしている服装と思って間違いない。この映画では、普段のホームズは遙かにひどい格好だものね。 Sherlock_holmes01
 これは、造船所の場面。ふたりが見ているのは、建造中の船が船台を滑り落ちて沈んでいくところ。なぜこんな事が起きたのかというと、これには深~~い訳があったりする。
Sherlock_holmes02
 いろいろとすごい場面があるのですが、アクションもすごいし火の使い方がすごい。下の場面はワトスンが爆発の瞬間に振り向いてホームズに「来るな!」と手を出しているところ。この場面って、役者(スタントマン?)のそばで本当に爆発していますし、火の付いた破片が横なぐりに降り注ぎます。逃げながら足元の板を拾って体の横にかざした瞬間に次の爆発が起きて、破片をモロに浴びて役者の服にも火が付いたりします。すごいね。
 Sherlock_holmes03
 フィナーレは建造途中のロンドン・タワー・ブリッジの上。高所恐怖症の人には、ちょっとつらいか。
 階段を駆け上がったらタワーの上ってのはちょっと気になるけど、この場面は遠い昔にどこかで見たような気がします。なんだったかな。(いい写真がなかったので映像なし)

 ホームズ譚にはいろいろな描き方があります。こんなホームズ譚もいいね。
 原作から逸脱しすぎているかと言われると、意外にそうは思わなかった。今までの曲がったパイプを加えて気取って、間抜けなワトスンをあごで使うホームズ像よりは、原作に近いかもしれない、とまで思います。
 ワトスンを高く評価した姿という点では、グラナダのホームズが一つの突破口を作りましたが、これもまた新しい挑戦かもしれない。

 「シャーロック・ホームズの冒険」の頃のホームズもワトスンも実は30代前半。ヴィクトリア時代の気障ったらしいところもあったでしょうが、やる気満々の活動的な人間であって不思議はない。
 
 全編に流れる音楽は、管楽器が聴き取れませんでした。ほとんどが弦のようです。
 出だしの頃のバンドネオン(だよね?)の軽快な音も素敵です。ヴァイオリンはもちろん、チェロやコントラバスの響きもいい。
 やっぱりホームズはヴァイオリン中心の弦じゃないと、と思いながら見ていました。
 グラナダのホームズのような、むせび泣くようなヴァイオリンもいいけど、こんな元気な弦の響きもまたいいね。

 でも、音痴気味の鐵太郎のこと、音楽に関してはあてになりませんぜ。( ̄Д ̄;; 

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2010年4月 4日 (日)

先週買った本(10/3/28~4/3)

 あ、このスレ上げるの忘れた。Σ(`0´*) 用意はしてあったのに。

 手元の蔵書ファイルによると、

☆4月4日生まれの作家
ダン・シモンズ  Simmons, Dan
  1948/4/4~  現在61歳
  「ハイペリオン・シリーズ」などのほか、いろいろ書いている作家

☆4月4日に死んだ作家
C・L・ムーア  Moore, C. L
  1911/1/24~1987/4/4  享年76歳
  初期SF界を支えたファンタジーSF作家

 だってさ。

 
名将がいて、愚者がいた (講談社文庫) 著者:中村 彰彦
名将がいて、愚者がいた (講談社文庫) 立ち読みして、この作家の発想が気に入ったので。
 これはエッセイ集みたいなものなんですけどね。
 良かったら、ほかも買ってみようかな。
 

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2010年4月 2日 (金)

今週のはやぶさ君(10/4/1)

Falcon 今週のはやぶさ君。ネタはいつものとおりここから。
  →
今週のはやぶさ君Hayabusa_now

 上のURLの中身を確認したところ、はやぶさ君、いよいよ地球引力圏を通過する軌道に遷移できたようです。
 あと半年の旅路ですが、無事に帰還できるのか。
 4/1のネタと言うことでちょっと心配しましたが、ジョークじゃないよね?
Gemini_and_hayabusa
 位置は、完全にふたご座の中に入りましたので、星図は変更します。じわじわっと星の中を通過していますね。

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2010年4月 1日 (木)

かたつむり(おじゃる丸ED)

 はやぶさ君のネタが今日は上がらないようなので、小ネタを一つ。
 NHKアニメ「おじゃる丸」の、今年3月29日から放映が始まった第13シーズンのエンディングテーマ 「かたつむり」
 作詞:秋元康 作曲:青野ゆかり 編曲:野中雄一 歌:おぐまなみ

 Youtubeにもまだ上がっていないようですね。
Katatumuri 
  かたつむり

あの雲は かたつむり
のろのろと 空を歩く
急いだって しょうがないんだ
自分のペースで 風のままに

なぜ 人は誰かと
比較をしたり 競争するの?
なぜ 人はみんなと
同じゴールを めざしているの?

雲だって いろいろある
人だって いろいろいる

顔やかたちが 違えば 別の道
生まれて生きて 死んでく 遠まわり

 ほのぼのと、いい曲です。
 第12シーズンのEDがクラシックの「天国と地獄」と「闘牛士の歌」からとった元気な曲でしたので、その対比が面白いかな。
 Youtubeにでも上がったら、聞いてみるとホンワカしますよ。

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【コマールは】ビジョルド【まだか?】

 悪名高い「にちゃん」の題名のパクリです。
 「メモリー(上・下)」が出たのは2006/7/28。それからもう4年近く。
 えんえんと待ってます、「ヴォルコシガン・サガ」の続刊、「Komarr」(1998)を。

 なのに、現時点での刊行予定はなし。 o(;△;)o
   ↓
 東京創元社 近刊案内(文庫)

 「死者の短剣」シリーズの続刊「遺産」が5月28日に出るようですが、正直言って第1巻を見た限りでは、これが5冊出るより「ヴォルコシガン」が1冊出る方がいいよ...

 参照:ロイス・マクマスター・ビジョルド
Civil_campaign (例によって我田引水ですがw)

 右は、暇つぶしにやる気が起きたら翻訳しようかと思って買った「Civil Campaign」。「Komarr」の次に出る予定のもの。(クリックすると大きくなります)
 表紙が、スキャンしてしまうとわからないのですが、ホログラム印刷になっていて、踊る男女の背景は角度を変えると明るい青空の下の未来都市になっています。すごいね。
 日本ではこんな表紙はできないんだろうな。
 これが出ることには、ある程度翻訳できるかと思ったのに、やる気が起きない。情けないなぁ。(ρ_;)
 周囲に止まっている虫は、なにかの意味があるのでしょうか? 盗聴器の虫(bug)ってことでしょうか

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