「シャーロック・ホームズ」また見たよ♪
また見てきましたよ、映画「シャーロック・ホームズ」。
ビンボだけど、もう一度見たいと思ったので。
(^-^;
ホームズ役のロバート・ダウニーは、「アイアンマン」の陰のある陽気なヒーロー像そのままという感じで、面白いね。
でも、新しいホームズ物語としてしっくりすると思ったのは、ワトスン役のジュード・ロウの方。きっちりとしたイギリス紳士の姿を見せつつ、事あれば手も出る足も出る。ホームズに遠慮なく毒舌を吐き、きっちりとフォローもする。
こんなワトスンが見たかった。うん。
ポスターは左図のようなものですが、ホームズが無頼漢ふう。こんなワイルドなホームズもありかも。
(鐵太郎はそんなに原理主義一点張りじゃないのです、実はw)
二人の外観はこんな感じ。
帽子の形が個性的ですな。ワトスン(左)はいつもこんな感じだけど、ホームズ(右)はこれが一番きちんとしている服装と思って間違いない。この映画では、普段のホームズは遙かにひどい格好だものね。
これは、造船所の場面。ふたりが見ているのは、建造中の船が船台を滑り落ちて沈んでいくところ。なぜこんな事が起きたのかというと、これには深~~い訳があったりする。
いろいろとすごい場面があるのですが、アクションもすごいし火の使い方がすごい。下の場面はワトスンが爆発の瞬間に振り向いてホームズに「来るな!」と手を出しているところ。この場面って、役者(スタントマン?)のそばで本当に爆発していますし、火の付いた破片が横なぐりに降り注ぎます。逃げながら足元の板を拾って体の横にかざした瞬間に次の爆発が起きて、破片をモロに浴びて役者の服にも火が付いたりします。すごいね。
フィナーレは建造途中のロンドン・タワー・ブリッジの上。高所恐怖症の人には、ちょっとつらいか。
階段を駆け上がったらタワーの上ってのはちょっと気になるけど、この場面は遠い昔にどこかで見たような気がします。なんだったかな。(いい写真がなかったので映像なし)
ホームズ譚にはいろいろな描き方があります。こんなホームズ譚もいいね。
原作から逸脱しすぎているかと言われると、意外にそうは思わなかった。今までの曲がったパイプを加えて気取って、間抜けなワトスンをあごで使うホームズ像よりは、原作に近いかもしれない、とまで思います。
ワトスンを高く評価した姿という点では、グラナダのホームズが一つの突破口を作りましたが、これもまた新しい挑戦かもしれない。
「シャーロック・ホームズの冒険」の頃のホームズもワトスンも実は30代前半。ヴィクトリア時代の気障ったらしいところもあったでしょうが、やる気満々の活動的な人間であって不思議はない。
全編に流れる音楽は、管楽器が聴き取れませんでした。ほとんどが弦のようです。
出だしの頃のバンドネオン(だよね?)の軽快な音も素敵です。ヴァイオリンはもちろん、チェロやコントラバスの響きもいい。
やっぱりホームズはヴァイオリン中心の弦じゃないと、と思いながら見ていました。
グラナダのホームズのような、むせび泣くようなヴァイオリンもいいけど、こんな元気な弦の響きもまたいいね。
でも、音痴気味の鐵太郎のこと、音楽に関してはあてになりませんぜ。( ̄Д ̄;;
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