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2010年4月 9日 (金)

草食性のサメ!

 本編の、海底牧場(アーサー・C・クラーク)を読んでいたら、こんな文章に出くわしたのです。

 ・・・それは、鮫で、まだ見たこともない大きなやつだった。細かい部分は、まだはっきりしないが、それが属する種類は一つしかないはずだ。しゅもく鮫やうば鮫は大きさの点ではひけを取らないが、彼等は無害な草食動物だ。これは軟骨魚の王──ほおじろ鮫だ。ドンは、この種の中で、記録にある最大のものの数字を思い出そうとした。1990年、あるいはその前後に、ニュー・ジーランドの沖合で、50フィートもあるのが殺されたことがあるが、眼前にいるのはそのまた一倍半もある。・・・

 草食性?
 まさか!

 と思って、張り切って付箋を付けて調べ直したのです。御大クラークの文章で、ほかはともかく、宇宙と技術と海洋の描写でミスがあれば、突っ込むのがファンの基本じゃありませんか。(*^-^)

 文章の中で、読点「、」が異様に多いのは、この時代の流行りみたいなものですね。Hammerhead_shark読み直すと驚きます。
 いや、それはいいとして。

 鮫がね、草食性のはずはないだろと思ったのです。
 ところが調べてみたら、シュモクザメ(右上)の方はともかく、ウバザメ(左下)の方は、プランクトンを食べるだけの、のったりした鮫なんだそうな。これなら、草食性といっても当たらずといえども遠からず、かな。
Basking_shark シュモクザメの方の疑問はあるけど、これでは突っ込めないと思ったのでやめました。

 海のお話が読みたい、という発作その二という感じで読みましたが、ちょっと方向が違ったような。
 クラーク節って、若い頃は肌に合わなかったところがあったけど、今は周波数が合いますね。面白い。

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コメント

☆qmp様  お初です。
 そうそう、むかし小学生向きの抄訳がありましたよね。
 あったという記憶はあるけれど、内容は覚えていないので、本編にはなにも書きませんでしたけど。
 いま読むと、隔世の感があります。鯨を家畜として未来の食糧資源とする考え方もあったんですよね。捕鯨騒ぎで我が国が虐められている現状では、本当に別世界です。

 この「海底牧場」は今も手に入るのかな?
 とおの昔に絶版になったと思いますけど、読んでみる価値はあると思いますよ。

投稿: 鐵太郎 | 2010年8月24日 (火) 14:41

ネットサーフィンからたどり着きました。
小学校の図書館で読んだ本で、題名が解らず、作家が誰だったのかも解らずじまいでしたが、早川書房の新SFハンドブックに、海底牧場の文字を発見。ネットで検索すると、やはり私が知りたがっていた本でした。
小学生時代に読んだ本なので、子供向きに編集された内容だと思いますが、ちゃんとした本を読み替えてしてみようと思います。
(でも40年以上も前の事なので、あらすじの記憶はだいぶあやふやです)

投稿: qmp | 2010年8月23日 (月) 23:31

☆病ん茶センセ どうも。
あは、実はブログの方ではなく掲示板の方でその話が出ましてね。
「愛書家の雑談室」ttp://bbs4.sekkaku.net/bbs/Tetsutaro.html
 の、688~691あたりです。

 ま、昔の事だから情報が不十分で、そのためあの御大クラークにしてこの程度のミスをおかしたのか、という結論にしておきましょうか。(*^-^)
 翻訳の高橋泰邦さんのせいにしてしまうと、ちと話がややこしくなるのでありまして。w

投稿: 鐵太郎 | 2010年4月11日 (日) 22:19

動物性プランクトンを喰ってくるんじゃないかしら…常識的に考えて…

そんな突っ込みは無粋なのでしょうか?

投稿: 病ん茶 | 2010年4月11日 (日) 20:55

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