最も遠い銀河団発見
地球から約96億光年先、最も遠い銀河団発見 2010年5月10日(月)21時25分配信 読売新聞
東大数物連携宇宙研究機構などの研究グループは10日、地球から約96億光年離れた銀河団を発見したと発表した。
距離を正確に測った、成長した銀河団としては最も遠いという。これまでに観測された最も遠い銀河団は92億光年先だった。
研究グループは欧州の天文衛星やすばる望遠鏡(米ハワイ島)を使い、くじら座の方角に新たな銀河団があるのを発見。近赤外線装置で距離を測ったところ、96億光年かなたであることがわかった。
銀河団は、赤色を帯びた銀河で構成されることが多い。赤い銀河では新しい星の誕生がほとんどなく、成長が止まっているという。今回観測された銀河団にも赤い銀河が多く、光を放った96億年前に既に成長を止めていたことになる。
研究チームの田中賢幸(まさゆき)・東大特任研究員は「さらに遠くの銀河団を調べ、銀河団の成り立ちに迫りたい」と話している。
なのだそうな。
これで何がわかるのとか、これで何か役に立つのとか、聞いてはいけません。
現時点では、普通の生活にはなんの影響もない。これは事実。
悲しいかな事実。
でも、未来のいつの日か、この知識とこの技術が役立つときが来ます、きっと。
多分。おそらく。
そう思って、未来に技術を語り繋いでいかなくてはなりません。
たとえ、予算を減らされても...(ρ_;)
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コメント
☆病茶センセ どーも。
多分、いつの日か、役に立つ日が来るのかもしれない。
だれかが感謝してくれるかもしれない。
などと思って一生懸命研究している人がいるんでしょうねぇ。
あんたの研究は、未来永劫役に立たないんだよ、としたり顔で言う方が、実は生きるには楽かもしれないけどね。
問題は、研究している人に続けられるだけの余裕があるかどうかだけど...(;ω;)
投稿: 鐵太郎 | 2010年5月12日 (水) 22時17分
昔生徒に聞かれました。
『数学の研究って何の役に立つの?』
と聞かれ、
『今研究されている内容は1000個に一個も役に立たないだろう。役に立つとしても百年後、千年後かもしれない。でも誰も研究しなければ千年後に役立つ一個も生まれない』
と答えました。病茶的脚色たっぷりの受け売りネタでしたが、生徒は感動してくれました。
あれで外したら恥ずかし過ぎただろうなぁ
投稿: 病茶 | 2010年5月12日 (水) 22時09分