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2010年5月25日 (火)

スタトゥス・クォ Status-Quo

 スタトゥス・クォ(Status Quo) という名で検索すると、2ちゃんの「ペリー・ローダン・サイト」と拙サイトしか出てこないのはなぜだろう? ( ^ω^ )
 検索する人によって条件が変わるのかもしれないので、なんとも言えませんが。

 Status Quo で検索すると、イギリスの国民的ロックバンドが出てきます。全く知りませんのでコメントはしません。日本では「ステイタス・クオー」と表記するらしい。
 これ、そもそもはラテン語なのですが、「現状」、「そのままの状態」といった意味で、欧米では主として政治用語で普通に使われているそうな。日本で言うと漢語の故事熟語みたいなものですな。

 マルペ世界では、「現状維持」政策といった意味で使われているようです。
 これは単純に状況を指すのではなく、ひとつの政策をあらわしていますので、原義とは異なっていますね。

 圧倒的な敵に占領され、蹂躙された祖国をどうするか、という命題を突きつけられた国民のリーダーが、あくまで抗戦反抗を繰り返して美しく滅びるより、一時の不評を甘受してでも征服者と交渉し、服従のかたちを取りつつ硬軟取り混ぜた外交を行い、相互条約を結び、形式的な独立を維持する、という。

 ヨーロッパでの歴史では、何度もあったことなのでしょう。近いところでフィリップ・ペタン元帥率いるヴィシー政権などの屈辱的な例はありますが、これは最終的にナチス・ドイツが敗北したから国賊扱いされるのであり、歴史を振り返れば同じ事をして救国の英雄となった例もあったはず。
 日本の歴史では、関ヶ原の敗戦ののちに国土を守りきった薩摩藩などの例がありますね。

 アメリカの植民地と罵られながら、独立と独自意志を維持しているというフィクションを事実と言い切って維持していた自民党政権も、ある意味ではこの政策を行ったといえるかも知れない。
 このタテマエをタテマエであると言い切ることで政権を取った今の与党は、王様が裸だと言ったために自らドツボにはまっているようです。裸と知りながら王様の華麗な衣装を褒め称えていることで一応まるく収まっていた世の中をひっくり返したのだから、この混乱を収拾する責任は彼らにある。逃げずにこれを収拾してもらいたいもの。
 やってしまったものはしかたがない。だからこの先も、君たちの責任でなんとかすべき。頼むから、逃げないでね。

 さて、いささか乱暴な流れかもしれませんが、お隣の国のコルベット艦「天安(천안)」の沈没事件。
 前大統領の宥和政策、現大統領のタカ派的姿勢、どちらも国民の顔を伺いながら、発火点まで状況を悪化させないように現状を維持していたような気がします。彼らなりのスタトゥス・クォ政策なのかも。
 しかしこの政策は、空気を読める間柄でないと使えない。
 空気を読めないあの国が火遊びすれば、どうにもならない。
 今一番血相を変えているのは、韓国の政府部内でしょう。何でこんな事になったんだと、頭を抱えているのでは。血が頭に上って変なことをおっぱじめないといいのですがネェ。
 これ人ごとではないのですよ、日本にとっても。

 マルペ世界では、スタトゥス・クォ政策を進める者と強攻策で押し切ろうという者、どちらもやがてその守るべき国民に背を向けられ、政権の座から去るしかなくなるらしい。
 たかが、35年前に書かれた週刊のエンターティメント連作なのに、妙にその展開が気になります。
 お話としては、玉石混淆で、玉より石の方が多いんじゃないかと思う出来なのですけどね。

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