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2011年4月16日 (土)

Clouds have silver linings!

 ネット友人T様より、お見舞いが届きました。正確には、届いたのはおととい(4/14)ですが。
 なんと、本ですよ。(だからなんだw)

 こちらは、流通はかなり復旧してきたのですが、一部のものは遅れています。たとえば書籍類は、3/12-3/25あたりの雑誌類はいまだに一部入っていないらしいし、今も書籍によっては入荷が遅れています。鐵太郎の興味範囲で言うと、雑誌・新書・文庫本はほぼ予定通り入るのに、遅れているものもある。
 その一部に、なぜか岩波少年文庫がありました。
 しかも、ちょうどランサムの新装版が出る時期でしたのに。
 (実はそのことは、3.11以後まったく頭から消えていました)

 で、可哀想な被災者であるはずの鐵太郎のもとに、これを送ってやろうか、と考える奇特な人がおられた訳でした。ありがたいことです。(へーしんていとー中なう)
 まさか鐵太郎が、いつもの通りのたのたとただ怠けているだけとも知らずに。(くすくす)

 なにかというと、むろんこれ。

ツバメの谷(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)
ツバメの谷(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ) 著者:アーサー・ランサム
ツバメの谷(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ツバメの谷(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ) 「ツバメ号とアマゾン号」から一年、少し成長したウォーカー家の4きょうだいが、再び夏休みに湖水地方に行き、アマゾン号の二人、ブラケット姉妹と冒険をするお話です。
 去年のように、湖水で帆走する話かと思ったら、いきなり出だしでツバメ号が遭難します。そしてアマゾン号の二人にも、別な試練が襲いかかります。

 子供と大人と、立場は違うのですが、自由と責任と立場をわきまえた言動をこれほどヴィヴィッドに語ってくれる子供向けのお話は、ケストナー以来じゃなかろうか。少なくとも日本の子供向けの本では、こんな書き方は出来ない。
 年齢は問わない。子供と、子供であった時のことを覚えているすべての人に、もう一度呼んでほしい本です。

 そして、この本の中で使われているのです、題名の言葉が。

 「雲には銀色の裏地あり Clouds have silver linings」

 空の黒い雲の裏側は、多分銀色に光っているはずだよ。今はぼくらは暗いなかにいるけど、きっと明るくなるはずだよ。負けずに頑張ろうよ。 

 

 さて、前に作って放置しておいたネタ画像があるのですが、「ツバメの谷」ネタなので上げておきます。GoofleEarthをいじってから切り取ったものです。
 この物語の舞台となるのは、イギリスの湖水地帯のコニストン湖(Coniston Water)と呼ばれる湖で、場所はここから探せます。いい時代になったねぇ。 →コニストン湖
 
カンチェンジュンガ山と呼ばれるのは、子供たちがそう名付けたここにある山です。本当はこの本の下巻に書かれていましたが、オールドマンと呼ばれる標高800mの山なのだそうな。
 そのことまでは知らず、多分ここだろうと思った山からコニストン湖を見おろした画像です。違うかもしれないけど、まぁいいや。
 クリックすると、(多分)大きくなります。
Conisuton_water

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