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2011年8月11日 (木)

「ラスト・オブ・モヒカン」一考。

本サイトの方で、「モヒカン族の最後」を上げているので、ついでに去年(2010/12)にNHK-BS2で放映した映画を見直しましたよ。
で、あっちに書いてみてあまりに不穏当になってしまったので、こっちに移します。

この本を元に何度か映画化がされました。最近では、1992年にマイケル・マン監督により映画化がされ、「ラスト・オブ・モヒカン」 の邦題で日本でも放映されました。

Mohicans この恐ろしくセンスのない邦題とか、映画の説明文句にある 「イギリス軍人の娘と、誇り高き先住民の最後の生き残りであるホークアイとの恋を描く」 などというすさまじい的外れの宣伝文句とか、見るにはハードルの高い映画でしたが、やはり内容もそれに応じたものでした。残念。

ストーリーは原作に忠実でないのはしかたないけれど、これでアメリカの読者は納得したのかしらん? 若くて一途なヘイワード少佐の性格付けが、ものすごく悪くなっているのはなぜなのかな。ホークアイが伝説的な森の勇者という役どころから、たんなる恋するお兄さんになっちゃっては興ざめもいい所。

恋する役どころがあの人たちからこの人たちに代わり、きょうだいの年の順番が代わり、お話の筋がワヤワヤになってますな。
まァ、原作を読まない人にとってはこれでいいのかも。
つっこんでもしゃあないか、やっぱ。

英国の砦を攻めるフランス軍の臼砲による攻撃が格好いいし、その他の戦闘場面もなかなかスリリングで良いですね。そこだけは買えます。
英国の軍服に身を固めた部隊が、場違いな平原の森の間で射撃体勢を取る所など、なかなかのものです。
しかし装填に時間がかかる前装銃をバンバン撃ちまくっているところとか、重砲の使い方とか、
あちこちアラだらけでこまった。感動を盛り上げるにしても、こんな場面を見ちゃうとやっぱりダメだよね。

インディアンのストイックさとか、感動できる場面は多いはずなんですが、原作との比較を考えると、いささか問題あり。あちらは悪いヤツの邪恋というテーマで一貫していたんだけどなぁ。
老インディアンのチンガチグックと共に若いアンカス(ウンカス)の成長を見守るホークアイが、この映画ではチンガチグックの息子扱いになってるのは、やっぱり気に入らん。でも映画的にはしかたなかったのかも。

ま、いいや。どうせおまけで見たんだから。(おいおい)

  サイトの本編はここ → 愛書家の縁側 モヒカン族の最後(上・下)

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