馬糞の話・続
先日、愚痴じゃないいろいろ。 で書いたことの続報。
この前老母を買い物に連れ出したとき、聞いてみたんですよ、もう一度。
馬糞をひろっていたのは誰か、という話。ま、どうでもいい話だけどさ。(笑)
拾っていた、「お付きの、ええと、じいやみたいな人」 ってのは、聞き直してみると、そのあたりのお屋敷町の爺やなんだそうな。あのへんは、昔の大名屋敷が軒を並べていたから、庭仕事などをする人がたくさんいたんだそうな。
軍人さんが馬で通って「落とし物」をすると、お屋敷の庭の畑かなにかに撒く肥料にするのか、その人たちがちり取りを持って出てきたのだそうな。
なるほど、聞いてみると面白い。
ひとり言みたいな昔語りをするのを、適当な相づちを打って聞いているので、言う事も聞く事も話の整合が取れないことがあります。人の若い頃の思い出なんて、そんなものなのかも知れません。
馬がところかまわず落とし物をすることは、当時の人には常識でも、馬車や騎馬などにロマンチックな思いだけを抱く現代人から見ると、信じられないし幻滅するだろうね、とのこと。
歴史をそのときの人の視点で見るって事は、そんなことなんだろうな。
今の陛下の即位の時に馬車パレードがありましたよね。
TVの中継では、そんな場面はカメラを振ればいいだろうけど、それを見ていた沿道の人はどう思ったろうね。
そんなことを笑いながら話した先週のドライブでありました。
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コメント
お、柴崎さんどもども。
>ヤードの騎馬警官の馬はお尻の下に袋をつけてあって
昔、なにやら海外ニュースで、英国の「馬のおむつ」の是非論争がありましたっけ。たしかに格好は悪いけど、実用上はしかたないのかも。
とはいえ、絵的には、、、 楽しくないなぁ。(; ´Д`)
かつての軍人さんたちの馬は、シモのしつけはどうだったんでしょうね。そういう下賤な、というか尾籠なネタは、なかなか歴史では伝わらないもの。
そんな話も、面白いですねえ。
投稿: 鐵太郎 | 2012年3月25日 (日) 09時29分
ハイハイ、ロンドンでそういう「余計なところ」をきっちり見てきましたよ!
ヤードの騎馬警官の馬はお尻の下に袋をつけてあって、シモはきっちりそこに収るようになってました。
一方、ライフガーズとブルーズの馬はそういう「装備」がなくて、衛兵交代式の後、ホースガーズの庭の地面には池と小山が整然と並んでました。
ただし、移動中に垂れ流したかどうかの確認はしていません。もしかしたらそのへんはしつけてあるのかもしれませんね。
投稿: 柴崎 薫 | 2012年3月21日 (水) 23時17分