「冬のライオン」放映
NHK-BSプレミアムで、8/2(金) 午後1:00~3:16 「冬のライオン」が放映されます。懐かしい。
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この映画のことを始めて知ったのは、あるSFで主人公がこの中のシーンを回想したこと。SF八割だった乱読屋の中で、他の分野の本がじわじわと増え始めていたころ。
キャサリン・ペップバーンとピーター・オトゥールが主演したことが、最初に興味を引きました。そして彼らが、エレノアとヘンリー2世を演じたことに。
そこであの時、頭の中で回路が繋がった。これがなかったら、そこまでだったはず。
エレノアというヘンリー2世の王妃? もしかしてアリエノール・ダキテーヌのこと? あの中世の女傑、イングランドを支配し、フランスの1/3を支配したアンジュー帝国の女帝?
それから、ビデオ屋さん探しが始まったのでした。
ようやく見つけたビデオ、むろんVHSでしたから、(これはここだけの話ですが、)ベータにダビングしたのは言うまでもありません(爆)。
画質はワヤワヤだけど、面白かったっけ。
あとでいろいろ調べてみると、これは舞台劇を映画化したものなのだそうな。だから、あんなカメラワークなんだね。せまっくるしい、と最初思ったものだけど、それでわかった。
なるほど。
英仏にまたがるアンジュー帝国を築いた国王夫婦は、互いに政治的に対立します。ついには、アリエノールは何度かの叛乱の後ヘンリーに捕らえられ、幽閉されます。何十年という信じられない期間、なすすべもなく虜囚の身となり、そのまま最期を遂げたのでした。
しかしその遺体は、夫ヘンリー2世の遺体の横に、栄誉と敬意とともに埋葬されます。
彼ら二人には、本当はいったい何があったのか。
歴史の中で光り輝いた獅子の夫婦の、ある年のクリスマスの物語。冬のライオン。
これは、そんな歴史絵巻を演劇の小さな窓からのぞいて見せてくれた、重厚な一夜の物語です。
この夫婦の息子たち、リチャード、ジェフリー、ジョン。そして婿となったフランス王フィリップなどがその後の歴史を作りますが、この老獪な夫婦にかかっては全くの子供扱い。
アンソニー・ホプキンスやティモシー・ダルトンという未来のスターたちを歯牙にもかけないピーターとキャサリンの演技が素敵でした。
放映を楽しみに待っています。
で、問題のあのSFって、なんだっけ?
実は、それがいまだに思いさせない。(爆)
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コメント
えーと、訳わからない売り込みらしきコメント、遠慮なく削除します。
よろしく、ね。(,⌒-⌒)v
投稿: 鐵太郎 | 2013年8月 2日 (金) 21時04分