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2014年9月14日 (日)

航空戦艦「伊勢」「日向」読了

 本屋でなんとなく手に取り、見飽きた解説本のひとつと思ったのですが、終章の方でうならせるものがありました。

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 航空戦艦という艦種は、戦艦の攻撃力と空母の航空攻撃力を備えたいいとこ取りのフネとして、ロマンという名に隠れた思いつき/理想主義の愚作として紹介されることが多いもの。
 しかし著者は、西欧にキメラとして嘲笑の的になったこの艦、そして航空巡洋艦として対戦に参加した「利根」「筑摩」そして「最上」「大淀」などまで俎上に上げ、日本海軍の戦略を解説しています。なるほど、こう言う視点もありか。

 これらの艨艟たちが、想定した戦場を得られなかったのは残念。しかし、日本海軍の戦略は、航空戦艦、航空巡洋艦という艦種に関するかぎり、間違ってはいなかったように思えます。
 
 
 
 
 この画像に題をつけるとしたら、「死守」か。
140914 敵陣に侵入し、占領中に撃破。なおも砲身は敵車両に向けたまま。
 なんか、いいなぁ。

 

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コメント

 ブログ設定をいじっていて、やっとレスが入っていることに気づきました。なにをやっているんだか。

 柴崎閣下、どもです。
 航空戦艦「伊勢」「日向」は、見た目のエキセントリックな格好良さが変な人気を集め、それが戦果に結びつかなかったことで愚作と蹴落とされることがあります。ムック本などでそんな記事を見ると、なんでそんな表層的な、ミーハーな視点でしか見ないんだろうと思っていました。
 充分な活躍ができなかったという意味では、不幸なフネだったんですけど、それですまされちゃ困る。

 「利根型」や「最上」についても、同様なレベルでとやかく言う本がありましたが、この子たちはそれなりに活躍できましたからね。もって瞑すべきか。
 「大淀」についても、それなりに戦果を上げたという話を読んで人ごとながらうれしくなったもの。
 日本海軍が偵察用下駄履き機を重視し、それを活用するためにこれら航空巡洋艦、そして航空戦艦まで整備したというこの本の説明は(あ、ネタバレw)、決して間違ってはいなかったと思うし面白い戦略だったと思いますよ。
 惜しむらくは、 と言わなくてはいけないのが残念。


 あ、鐵太郎の中の人は、WW2で活躍した日本海軍の艦艇の中では、「利根型」が一番のお気に入りです。
 てなことをhush猊下のところに書き込んだら、この二艦のhush猊下のサイト記事に名前が載ってしまいましたw

投稿: 鐵太郎@管理人 | 2014年9月14日 (日) 23:39

>ロマンという名に隠れた思いつき/理想主義の愚作として紹介されることが多いもの。

え、そうなんですか? 下衆の後知恵を誇るような本が売れるとは・・・偵察巡洋艦の最高傑作だと思ってました>利根型&大淀型。できたときには水上偵察機が時代遅れだった、ある意味ロード・ネルソン級のような存在かもしれませんね。

改装すれば良い防空巡洋艦になったと思いますし、贅沢すぎる使い方かもしれませんが、制空権が取れていればそのままでも対潜護衛艦隊の旗艦に良さそうです。

いずれにせよ、戦局がそれを許さなかったのでは、いかんともしがたいですね。

投稿: 柴崎 薫 | 2014年9月14日 (日) 22:11

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