バッハ 無伴奏チェロ組曲
NHK-BSに、「名曲探偵アマデウス」という音楽バラエティー番組があります。
元名指揮者であった名曲探偵・天出臼夫(あまで・うすお)が、クラシック音楽にまつわる悩み事を解決するという筋立てで、さまざまなクラシックの名曲を紹介しています。
最初にこの番組の宣伝を聞いたとき、ふざけた内容だったらヤダねぇと思ったんですけどね、第一回の事件ファイル#1 ラヴェル「ボレロ」を見て、ギャグを交えてはいるもののその内容とレベルの高さに驚いて毎回見るようになりました。
今週はバッハの「無伴奏チェロ組曲」
テレビCMでも何度も使われている曲ですので、だれでも一度は聞いているはずですが、帆船マニアなら、映画「マスター・アンド・コマンダー」で艦長のジャック・オーブリーがチェロで弾いていた音楽の一つで思い出すでしょう。
手元には、ヨー・ヨー・マの録音によるものがあり、時々聞いています。
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) アーティスト:ヨーヨー・マ | |
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この曲は、名曲ながらが歴史の中で単なる練習曲と考えられて忘れられていたのだそうです。しかし、パブロ・カザルス(1876~1973)が少年のときにこれと出会い、この曲の価値を再発見して演奏し、現代に甦らせたのだそうな。
カザルスというと、最初にこの名を聞いたのは、さだまさしの歌「セロ弾きのゴーシュ」より、ホワイトハウスで収録されたという名盤「鳥の歌」ですが、まぁそれは別の話。
バッハの音楽というと、重厚なだけでどうもイメージがつかみにくかったのですが、その微細で魅惑的な音のテクニックとか流れとか、この番組でいろいろ教わりました。
新たな音楽との出会いに乾杯。
バッハの時代のチェロは5弦だったらしいとか、バッハが使った「チェロ」は、どうやら肩から斜め下に釣り提げて弾く楽器だったらしいとか、いろいろなトリビアも楽しい。
今回のネタは落語家でしたが、ギャグはイマイチ(笑)でしたけど展開が面白かった。
この番組は、1月27日(火)午前8時00分から再放送して、さらに時々不定期に再放送するそうです。
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