思い出を置く・君を置く
「思い出を置く 君を置く」
という歌があります。
詩:サトウハチロー(詩集より) 作曲:すぎやまこういち
風景の中に 思い出を置く
君を置く
唄の中にも 思い出を置く
君を置く
悲しいときも 嬉しいときも
それがこみあげてくると
心の中に たっぷり
思い出を置き 君を置く
短いね。
歌は、太田裕美。1980年7月、彼女が25歳の時の同名のアルバム曲。
さわりは、アマゾンのページの下の方で聞けます。
→「思い出を置く 君を置く」
このアルバムは、全曲が原曲を元にアレンジしてサトウハチローの詩に合わせ、しかも弦楽器とピアノ・チェンバロだけの演奏という、歌謡曲・アイドル全盛時代にはありえないような構成でした。大ヒットしなかったのも明白でしょ?( ̄ー+ ̄)
最後のアルバムタイトルともなったこの曲、曲の後半が実は、モーツァルトの名高い「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第2楽章 ロマンツェ」なのです。
最初に聞いたとき、背筋が震えたものです。
この歌のおかげでモーツァルトのこの曲がしっかり刻み込まれました。
さて、「名曲探偵アマデウス」で、
事件ファイル♯62 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
としてこのモーツァルトの名曲がネタになりました。
ドラマはひたすら寒いギャグで盛り上がっていますが、扱われる内容は相変わらず深いね。
SPのおかげで20世紀になって急に普及したとか、まぼろしの第2楽章という話は、始めて聞きました。
モーツァルトの実父が死んだころの曲なのだそうですが、当時の作曲家は自分で思うがままに作曲することなどまずないので、この珠玉の名曲も、モーツァルトのなにかの思いを伝えるものではないんだよ、という説明が興味深かった。
歌の方は(当然ながら)Youtubeに見あたらなかったので、桜の映像をバックにしたアイネ・クライネ・ナハトムジークの第2楽章を張ってみます。
4/13だというのに、ここでは桜がまだまだです。
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