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2010年11月の20件の記事

2010年11月29日 (月)

今週BSで「ラスト・オブ・モヒカン」があるね

 NHK BSオンラインより。

衛星映画劇場  ラスト・オブ・モヒカン  1992年・アメリカ  THE LAST OF THE MOHICANS
NHK-BS2 12月1日(水) 午前0:45~2:38(30日深夜)
Prog_101201_mohicans
アメリカ創生の神話と言われる、ジェームズ・フェニモア・クーパーの原作を映画化した壮大なドラマ。18世紀半ばの植民地戦争が激化するアメリカを舞台に、イギリスの軍人の娘と、誇り高き先住民族の最後の生き残りであるホークアイとの恋を描く。主演は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で2度目のアカデミー主演男優賞に輝いたダニエル・デイ・ルイス。アカデミー音響賞を受賞。

<作品情報>
(原題:THE LAST OF THE MOHICANS)
〔製作・監督・脚本〕マイケル・マン
〔原作〕ジェームズ・フェニモア・クーパー
〔脚本〕クリストファー・クロウ
〔撮影〕ダンテ・スピノッティ
〔音楽〕トレバー・ジョーンズ、ランディ・エデルマン
〔出演〕ダニエル・デイ・ルイス、マデリーン・ストウ、ジョディ・メイ ほか
(1992年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕

 この原作本を最初に読んだのは、小学校上級生の頃。
 「世界の名作文学」という中の一作にありました。
 のちにハヤカワ文庫NVで読んだ時にほとんど同じ内容だったので、子供向け抄訳といえども侮れないと思ったものです。
 この本を読んで、モヒカン族というインディアンの種族は滅びたんだと思っていましたが、どうやら違うらしい。

 時代はフレンチ・インディアン戦争(1755-1763)で、北米における英仏の植民地争奪戦に巻き込まれたインディアンと現地の自然の中で生きるイギリス人の物語です。この戦争自体は欧州における七年戦争(1756-1763)に呼応しており、ルイ15世の時代のフランスが大きくかかわっています。
 あ、しまったポンパドゥール夫人ネタを放置していた。(*´Д`*)
 味方となるデラウェア族、敵方フランスに付くヒューロン族などいろいろ印象に残っていますが、歴史的な史実と付き合わせるといろいろ問題はありそうですな。

 この映画、ちゃんと見たことがなかったのでちょっと楽しみ。
 見たいところは二つ。時代背景をどう描いているのかということと、重要な役割を果たすホークアイと呼ばれる狩人の銃はライフルなのかどうか。
 ホークアイは超人的な射撃の名手として知られ、その銃は「長い銃」と呼ばれる長銃身なのだそうな。
 単なるマスケットなのか、ライフル(施条 銃身の内側にある螺旋状のミゾ)が施されていたのか、ずっと気になっていました。

 いや、なにそれだけ。たいしたことじゃない。(*^.^*)

 それにしても、「モヒカン族の最後」だけでも良い題だと思うけど、なんで英語を使うかねぇ?
 まぁ、本の題名の意味としては「最後のモヒカン」であり、滅び行く種族の最後の一人を描いているので、そもそも邦題がおかしいのですけどね。
 そこまで考えて苦渋の選択として「ラスト・オブ・モヒカン」としたのか... などと言うことは信じていません。どうせ安直に決めたんでしょうね。(*^m^)

 お仕事のシフトが夜番なので、これから寝ないといけない。ガンバ。(,⌒-⌒)v

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2010年11月28日 (日)

先週買った本(10/11/21~11/27)

 変則の時間帯のお仕事をしています。
 変態ではない、断固言っておかなくては。(ヲイ)
 けっこうまだ体は若いな、と思っていますが、いつまで保つ事やら。(; ´Д`)
 さて、先週はなんと5冊。

 
死者の短剣 遺産 著者:ロイス・マクマスター・ビジョルド
死者の短剣 遺産 (創元推理文庫) で、いろいろ考えたけど買いました。
 高いね。1240円の文庫本なんて、おぢさんが若い頃はあり得なかったよね。
 面白いといいね、本当にそう思う。(; ´Д`)
 
バッキンガムの光芒 (ファージングⅢ) 著者:ジョー・ウォルトン
バッキンガムの光芒 (ファージングⅢ) (創元推理文庫) とりあえず第一巻が面白かったので第三巻も買いました。
 1941年に英独が講和したらどうなったのか。ナチスの政策を英国が真似するようになったらどうなるのか。ユダヤ人はどうなるのか。
 あり得べき未来は、明るいものになれるのか。
 
義にあらず―吉良上野介の妻 著者:鈴木 由紀子
義にあらず―吉良上野介の妻 (幻冬舎時代小説文庫) 赤穂浪士討ち入り事件については、今でもいろいろ書かれています。
 しかしその被害者となった吉良義央にとってこれは、理不尽きわまりない事件でした。
 将軍のために老骨を押して一生懸命働いたあげくに、ヒステリー気味な中年大名浅野長矩にいきなり斬りつけられます。事件についてはなにも落ち度が無く、浅野が即断処刑されたことにもまったく責任がないのに、一方的にその家臣に恨まれ、世論の付和雷同的な後押しもあって、ついにテロの攻撃を受けて殺されました。しかも一家は幕府に因縁をつけられて断絶。こりゃあ、踏んだり蹴ったりじゃありませんか。
 これを吉良の妻の視点で追った歴史小説だそうな。
 それだけで読んでみたい。
 
緋色の研究 【新版】 著者:コナン・ドイル
緋色の研究 【新版】 (創元推理文庫) 「緋色の研究」の新訳です。
 ホームズとワトスンの出会いの本であり、シャーロック・ホームズというキャラクターがこの世界に登場した作品です。
 刮目し、三拝九拝し、沐浴してから読みましょう。
  (,⌒-⌒)v
 
黒い異人の謎 (宇宙英雄ローダン・シリーズ 389) 著者:ウィリアム・フォルツ
黒い異人の謎 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-389 宇宙英雄ローダン・シリーズ 389) (ハヤカワ文庫SF) 表紙絵はアラスカ・シェーデレーア。マスクの影から光るカピンの断片。
 工藤さん、あんたは偉い。
 いや、それだけです。(なんだよw)
 

 手元の蔵書ファイルによると、
 
 ☆11月28日生まれの作家は
野村敏雄  Nomura, Toshio
  1926/11/28~  現在83歳

歴史小説作家、歴史研究家。

デイヴィッド・ジンデル  Zindell, David
   1952/11/28~  現在57歳

「ありえざる都市」を書いたSF作家
 
 ☆11月28日に死んだ作家がいなかったので12月1日に死んだ作家は
吉田 俊雄  Yoshida, Toshio
   1909/5/7~2006/12/1  享年97

日本の戦史作家。この人の視点は気に入っていました。

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2010年11月26日 (金)

今日はチャールズ・M・シュルツ生誕日

ピーナッツのみんな 今日は、日本ではスヌーピーの名前で知られている漫画の作者、チャールズ・M・シュルツ(1922/11/26-2000/2/12)氏の誕生日です。
 正しくはこの漫画は
「ピーナッツ」といって、主人公はチャーリー・ブラウンなんですよね。働き者の床屋のおとうさんを持った息子、という作者と同じ境遇の少年です。

 ではなぜこの漫画がスヌーピー中心になったのか、ということについては、この漫画を日本で流行らせることに貢献した岡崎友紀という当時のアイドルのおかげではあるまいか。
 なにしろあのころ、スヌーピーのぬいぐるみを抱いたこの娘の写真は、巷にあふれましたからねぇ。
 彼女の大ファンだった友人のおかげでこのマンガを知りましたが、例によってアマノジャクだった鐵太郎は、岡崎友紀さんについては興味がありませんでした。

 年が上過ぎたこともあったけど、どうもあの手のタレントは苦手だ。(;;;´Д`)ゝ

 あのころ、あの漫画にいろいろ元気づけられたこともありましたっけ。
 シュルツさん、存命であれば88歳か。
 もう少し生きて、もっと描いて欲しかった。
 亡くなってからちょうど10年ですね。  故人に黙祷を。スヌーピーたちのアメリカ

 

 昔買ったスヌーピーとアメリカ文化の本が出てきました。時間があれば、読み直してみましょうか。

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2010年11月22日 (月)

秋だねぇ

 今週、お仕事が夜シフトになります。ハンパ仕事だけど、仕事があるだけありがたいかな。
 正確には勤務は月曜夜からなので、体を慣らさなくちゃいけない。
 てな訳で、朝8時まで起きている予定。(^-^;

 昼間、正確には昨日うろついて撮った写真いくつか。
 携帯で写真を撮るコツは、まだ身に付いていませんな。
 
 

 これは中央図書館前の公会堂。紅葉してますね。秋深し、かな。
公会堂と紅葉と

 
 農協直営店にて。
 これはムカゴ。某「美味●んぼ」で褒め称えられていた田舎の美味なのだそうな。
 しかし、グルメでもなんでもない、つまり最悪のもの以外、好き嫌いなくなんでも食べる鐵太郎の味覚では、どう料理しても美味とはいえないのです。ご飯に炊き込むとか、炒めるとか、いくつか試したんですけど。
 よって人にも勧めません。
 ことしもめげずに買ってあるので、いい料理方法があったら知りたいな。
ムカゴ 一袋100円

凍豆腐 凍豆腐ってのは、ここの名物らしい。
 昔から食べていたので、ほかの地方ではあまり見ないのだとは知りませんでした。

 
 
たもぎたけ というものがあるらしい。
 なんだかわからないけど、たもぎたけ ってなんだろう?食べられるキノコなのでしょうか。
 ひとパックで240円。
 どうしようかな、と悩んだけど、今回は買いませんでした。
 (,⌒-⌒)v

 
 

 智恵子の里ってのが近くにあります。
 詩人、高村光太郎の奥さんだった人を記念したところ。
 で、これがそれを記念したマメ。

 東京には空がない と視覚障害者みたいな事を言った人だっけ?(笑) 詩人にはあまり縁がないし、日本の詩人となるとほとんど知らない。
 乱読野郎だけど穴は大きい鐵太郎でした。(,⌒-⌒)v
智恵子豆 光太郎豆

色つきピーマン 唐辛子じゃなくて色つきピーマンらしい。一袋240円。
 種を取るのが面倒そうなのでパス。

 
 不揃いな大根たち。
 けっこう大きいのに、不揃いだったり表面にくぼ不揃いな大根たちみがあったりして、全部70円で売っています。

 大根おろしを蕎麦に山盛りって美味いよね、と急に思い出して、二本買ってしまった。
 
 

 

 キウイの写真を撮ったんだけど、おばさんに押されてピンぼけしちゃったので割愛。

 秋深し、ですな。 

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2010年11月21日 (日)

先週買った本(10/11/14~11/20)なし!

 まぁ、いろいろありまして。
 ちょっと慣れない仕事に四苦八苦しています。
 へたってます。

 で、

 手元の蔵書ファイルによると、
 
 ☆11月21日生まれの作家は
エドモンド・ハミルトン  Hamilton, Edmond
  1904/11/21~1977/2/1  享年72歳

「世界破壊者」と呼ばれたアメリカSF界の巨人の一人。
 
 ☆11月21日に死んだ作家は
ノエル・ペリン  Perrin, Noel
   1927/9/18~2004/11/21  享年77歳

「鉄砲を捨てた日本人」を書いたアメリカのエッセイイスト。大学教授。

 だってさ。
 今日はエドモンド・ハミルトンが生まれて106年なんだね。

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♪陽気に行こう

 鐵太郎の、気が晴れない時の心の応援歌。
 宗教観とか、政治哲学とか、ナターシャセブンの高石ともやさんには、いろいろなじみにくいところはあります。
 でもさ、元気になりたい時、元気でいたい時、これが頭の中で鳴り響くと、口もとが緩んでしまいます。

 苦しいことはわかっているのさ さあ、陽気に行こうよ

喜びの朝もある 涙の夜もある
長い人生なら さぁ 陽気に行こう
  陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
  苦しいことは 分かっているのさ
  さぁ 陽気に行こう

嵐吹き荒れても 望み奪われても
悲しみは通り過ぎゆく 陽も輝くだろう
  陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
  苦しいことは 分かっているのさ
  さぁ 陽気に行こう

君を信じよう 僕を信じておくれ
救い主は生きている さぁ陽気に行こう
  陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
  苦しいことは 分かっているのさ
  さぁ 陽気に行こう

美しい朝には 声をかけておくれ
僕も歌いながら 挨拶しよう
  陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
  苦しいことは 分かっているのさ
  さぁ 陽気に行こう

恋はうれしいもの 別れはつらいもの
人生は長いもの 君は幸せもの
  陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
  苦しいことは 分かっているのさ
  さぁ 陽気に行こう

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2010年11月18日 (木)

ホスピタリティ、ホテル、レストラン

 MDで前回(11/14)のトーキング ウィズ 松尾堂を聞いていました。
 日本最高峰のオーナーシェフの三國清三さんと、クラウン(道化師)の大棟耕介さんがゲスト。

 店主の松尾さんの突っ込み方が絶妙なのですが、いい話がいろいろ聞けました。
 三國さんの成功譚は、ある意味自分で語る立志伝みたいな所がありますが、さらっといっている陰でこの方は人の何十倍もの努力を重ねたんだろうな、というものがうかがえます。中卒なんですよ、と言う言い方が軽い。

 大棟さんが病院などに慰問(?)に行って子どもたちに芸を見せる時、同情や思い入れはしない、したら楽しませられないと言う意味のことをいっていたのが印象に残りました。正確にはなんと言ったんだったかな。もう一度チェックしてみようか。
 親戚のおじさんみたいなものですね、といったのは松尾さん。親や兄弟みたいに真剣にならない、行けばひたすら甘やかして何でも買って上げて大笑い出来る間柄ですね、という。言い得て妙かな。

 ホスピタリティ、と大棟さんが言います。ホスピタリティとホテルは語源が同じですよね、と松尾さん。あ、レストランも語源は同じですよ、と三国さん。
 みな、人をもてなすこと、人を楽しませることが語源なんですよね、と三人。

 なんかいいなぁ、この会話。

 (へたっているのでここまで。もっといっぱいいい話があったんですが、また今度。
 本編のサイトの記事も、今回はどうもヤバそうだ。)

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2010年11月17日 (水)

南進、北進?

 中学校の頃だと思うのです。二階建ての社宅にいた頃だから。
 息子に自分の話をあまりしない親父が、珍しく若い頃の夢の話をしました。
 二階にあった本棚の奥から、馬来語辞書なるものが出てきたのがきっかけです。馬来とはなんぞやというと、マレーのことだそうな。なんと、親父殿は若い頃、南の国に打って出ようと思ってマレー語を勉強したことがあるのだそうな。

 山下将軍がマレーを進撃したのに感激したらしい。

 とうさんがな、お前ぐらいの年の頃だったよ。
 南の国で一旗揚げようかと思ったものだ。
 ま、そのあと気が変わったけどね。

 ふうん。

 そのあと親父は、いつものように自分の世界に入って歌をうたいながら階段を下りていきました。
 うちの中だと、ところかまわず歌をうたう人だったんですよ。

 ♪えんえんきたにさんびゃくり とうあのぶんかすすめゆく

 はい、ここで笑った人、ヲタクです。(何の?w)

 えーと、まず突っ込むところは、山下将軍がマレーに進軍した時の親父の年齢は、当時の鐵太郎の年齢と5歳以上違っていたのですが、まあそこはいい。
 問題は、この歌がはるか北の大地、満洲の歌だったと言うこと。
 どう考えても、南方のマレーに憧れた昔を思い出して歌っているはずなんですけどね。
 そりゃ、北進じゃないか。(爆)

 この歌も親父殿のお気に入りのひとつでした。
 先日、呆けていた親父がそれらしい鼻歌で歌っていたので、何かほっとしたのを思い出します。

 この歌が何の歌なのか、当時は知りませんでした。ネットで検索出来るようになって、ようやくわかりました。
 独立守備隊の歌 という題です。なんと土井晩翠の作曲なのだそうな。
 満鉄、つまり南満洲鉄道の警備を行っていた日本軍の軍歌らしい。
 独立国であるはずの満州国で、なぜ満鉄という日本の国策会社があり、なぜ日本の軍隊が体を張って警備をしているのか、いろいろ思うところもあります。
 満州国では、日本陸軍の軍人の許可なしには、満州国の官吏は、皇帝その人でさえ、鼻をかむことすら出来なかったといわれます。これを怒り狂って否定する奇妙なネトウヨさんがいましたが、これは事実に限りなく近い事例ですよね。
 歴史は、奇妙で面白い。

 さて、こんな歌です。

 この歌詞で、

 ♪南満洲鉄道の 守備の任負ふ 我が部隊

 というところがあります。
 ここを昔、親父の歌声だけを脳内解釈して、

 ♪南満洲鉄道の 修理の荷負う 我が部隊

 だとずっと思ってました。鉄道会社の保全関係の歌なのかなぁと。
 いや、ただそれだけ。
 面白いね。

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2010年11月16日 (火)

日本人論としては?

 車に突っ込んであるMDは、いくつかラジオの番組を定期的に録音しています。そのうちの一つが、トーキング ウィズ 松尾堂
 店主の松尾貴史さんと店員の佐藤寛子さんが、さまざまなゲストを迎えて楽しい会話を交えるトークバラエティ番組。
 前にこの時間帯(日曜13:15~14:00)は、マスターであるはかま満緒さんの喫茶店に客が集まる趣向のトーク番組でしたが、今は月一回の放送になっています。あちらの番組へのコメントはまた改めて。

 で、前回の放送(11/7)は「新たな視点で 歴史を読み解く」と題して、作家の池上永一さんと、歴史家・茨城大学准教授の磯田道史さんがゲスト。楽しい歴史談義がきけました。
 龍馬の暗殺について、すらすらと実行犯から背景まで断定的に説明してくれたのにはびっくり。そんなこと言えるのかな?
 また磯田道史の書かれた『武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新』について話も面白かった。これは映画になるのですが、主演の仲間由紀恵さん、紅白の司会でくたくたになった一月初旬、京都の真冬の川に両足を浸して春だか夏だかのシーンを演じたのだそうな。映画を見に行かれる方はそのあたりに注目して、彼女の女優根性を見て欲しいそうです。

 他の会話の中で中で面白いネタが。

 幕末、さまざまなヨーロッパの外国人が日本を訪れました。
 彼らは、面白い記録を残しています。そのひとつ。
 琉球、日本、アイヌ、朝鮮を訪れたとき、こんな事があったのだそうな。
 船に上げた彼らは、なにに興味を持ったのか。

 琉球人は、地球儀に眼をむけ、手をかざして海の広さに目を見張ったという。
 日本人は、通訳も含めてみな、大砲に、銃に、刀剣に興味を持って、ひとり残らずそれを手に入れたがったという。
 アイヌは、なにも求めずす、それどころか自分たちのさまざまなものを与えようとしたという。
 朝鮮人は、革装の本に眼をむけ、手放そうとしなかったという。

 番組の中で沖縄出身である池上永一さんが「やっぱりヤマトンチュは!」とコメントしましたが、その世界のどんな階層、どんな役割を持った人が西欧人と接触したのかによって変わると思いますので、これで国民性そのものを論ずるのは危険です。

 そんな断片的なことで日本人とは、と語るのは、話のネタとしては面白いかも。
 ほどほどでやめて、真面目になってはいけないと思うけどね。

 いやなに、そんなことを思ったということだけです。

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2010年11月14日 (日)

秋ですね。

 今回は全部携帯で撮った写真です。
 クリックすると大きくなりますが、写真の質はイマイチ。しゃーないか。

 山の方は、あちこち赤くなっていますが、真っ赤な紅葉にはまだまだか。
101114a

 町に来ると、街路はきれいな黄色。空はちょっとどんより。
101114b 葉っぱの掃除は大変でしょうね。雪かきと同じで、空しい仕事ですから。空しいけどしないと困るのは同じ。

 
 で、雪かきというと、ホームセンターではもう雪支度。スノースコップや車用のスノーブラシ。
 冬ですね。
 今年の冬は、多分寒いでしょうけれど大雪になるのかどうかはわかりません。商売とは賭ですな。
101114c 中の人はちょっとだけ元気ですが、まだまだ厳しい状況ですね。
 まあ、のんびりがんばろう。

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先週買った本(10/11/7~11/13)

 疲れた、疲れた。
 先週は疲れたよォ。

 とりあえず中の人は、一歩前進かな?
 で、先週買ったのはこの二冊だけ。

 
衛星シュ=ドントの基地 (宇宙英雄ローダン・シリーズ 388)
 著者:ペーター・テリド&クルト・マール
衛星シュ=ドントの基地 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-388 宇宙英雄ローダン・シリーズ 388) (ハヤカワ文庫SF) シュ=ドントって惑星クマントの衛星だそうですな。
 で、そこで何か起きるらしい。
 とりあえずそんな基礎知識だけですね。(おいおい)
 表紙絵でひっくり返っているのは、女たらしでポスビに追いかけ回されるガルト・クォールファートですな。
 このキャラクターにはどうも感情移入しにくいし、全然面白くない設定なのですが、ドイツ版では妙に人気があったらしい。メンタリティの違いって素敵。
 
ヴァンパイア・アース ―〈狼〉の道― 著者:E. E. ナイト
ヴァンパイア・アース ―〈狼〉の道― (ハヤカワ文庫SF) 2065年、未曾有の災厄によって壊滅し核戦争が起きた後の地球のお話。核戦争はともかく災厄には、裏に謎の異星人の存在があったためなのだそうな。
 そいつらは地球人を奴隷化しようとしているらしい。
 で、それと闘おうというのが主人公、らしい。ふうん。
 ともかく、読んで見ますか。面白いといいね。
 

 手元の蔵書ファイルによると、
 
 ☆11月14日生まれの作家は
ハリソン・E・ソールズベリー  Salisbury, Harrison E.
  1908/11/14~1993/7/5  享年84歳

「攻防900日―包囲されたレニングラード」などを書いたノンフィクション・ライター
 
 ☆11月14日に死んだ作家は
ジャック・フィニィ  Finney, Jack
   1911/10/2~1995/11/14  享年84歳

「盗まれた町」などを書いたアメリカ合衆国のSF作家、推理作家、ファンタジー作家。
 
 だってさ。

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2010年11月13日 (土)

漁船衝突ビデオ流出事件・一考

 ネット上でもあれこれ騒がしい海保の画像流出事件に関して、ツイッター上では意見を述べましたが、こちらにも書こうと思ったのです。そこで書き始めました。
 しかし書いているうちにぐだぐだになってしまったので頭を休めるためにストップ。全部消しました。

 面倒なネタだねぇ、ホント。
 面倒だけどもっかいだけ書き直し。もっとシンプルに。

 基本的には、正しいと思うのなら法的におかしくてもやるべき時がある、という考え方には琴線をくすぐられます。反対はしにくい。とくに、法体系の背後にある考え方に不安があれば。正義が行われていないことが明らかなら。

 ただし、やっていることが法律違反であることが事実なら、犯罪者たることは覚悟すべき。
 愛国者が愛国精神で行ったことは無実であるし、無実となるように嘆願すべきだなどという人間は、法治国家に住む資格なし。

 ところで、これは正義なのか。
 国の施政には、どうもおかしいところがあり、正すべきではあろうけど、それを政府関係者が勝手に正していいのか。公務員には、国家の財産を守る事と上司の命令を守ることに関して、民間よりはるかに高いレベルが要求されるはず。

 たとえば市井の一市民が、捕まればむろん有罪だろうけど正義を正すために恐喝屋の家に忍び込んで証拠の書類を焼き捨てたなら、それは犯罪です。
 これは、CAMという人物に関するあるフィクションの事件が頭にあります。侵入者は、自分たちが犯罪を犯したことは自覚していた。そして追求されたら、いつでも刑に服すつもりだったと思う。
 しかし公務員は順法精神と上司の命令に服すことにかけて、民間人よりはるかに高いレベルが要求されているはず。民間人と同じ考えで動くことは許されないはず。

 この事件の場合、実行犯を名乗る海保の航海士は自首したという。彼が本当実行犯なら、刑に服す覚悟があるはず。正義の行動だから無罪だと思っていたのなら公務員になるべきではなかった。
 この流出事件は、まずは犯罪として処理されるべき。
 頭抱えて国民感情を忖度するより、さっさと法的に処理すべき。
 有罪判決の上での情状酌量なら、それはそれでいい。

 中国船の扱いは、別問題です。これに付いてもいろいろ言いたいこともあるけど、とりあえず割愛。
 この事件とあちらを絡めるのはよろしくない。

 

 ちなみに、鐵太郎は、
 政府の対応には必ずしも満足はできませんが、国民が一度は主権に据えた政党を「売国民主党」「ミンス」と一辺倒に罵倒する論者には与しません。この政府叩き論の流れに棹さす気はありません。

 もひとつちなみに。
 「流れに棹さす」という言葉は、「流れに逆らう」という意味だと言う解釈が最近あるらしい。逆ですよね。
 鐵太郎は、「時流に乗る」という意味で使っています。広義では、「流行に乗る」とか「尻馬に乗る」という解釈もあるそうですが、そういう意味もこめて使っているかもしれません。

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今日はスティーヴンソンの生まれた日。

Robertlouisstevenson 正しくはロバート・ルイス・バルフォア・スティーヴンソン。
 日本では、ロバート・ルイス・スティーヴンスン(あるいは「ソン」)として知られています。

 いろいろ書いた人ですが、「宝島」と「ジキル博士とハイド氏」を書いたということで、日本でも朽の名を残していますね。

 生まれたのが 1850年11月13日、スコットランド、エディンバラ。死んだのは 1894年12月3日。

 ホームズものを書いたコナン・ドイル(サー・アーサー・コナン・ドイル 1859年5月22日-1930年7月7日)とほぼ同世代ですが、20世紀を見ずに死んだのですね。

 いやまぁ、ネタはあるけど時間がないので気になったこれだけ。

 「ジキル博士」はこの前読み返しました。
 あっという間に読み終えてしまったので驚き。こんなに短いお話だったんですね。

 

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2010年11月 9日 (火)

BS11 ドラマ「クルーソー」

 BS11で、「クルーソー」というドラマをやっています。
 原作はダニエル・デフォーの「ロビンソン・クルーソー」(1719初版)なのだそうですが、原作と言うより叩き台にしただけですね。あるいは背景か。
 時代背景を清教徒革命(1641~1649)あたりにおいているのかな? 王党派との確執などもありますね。
 でも、フライデーは今回はともかく、わりと頭良さそう
(ここ、ちょっと訂正済み)だし、島にはロビンソン以外にもたくさん人がいるし、助けてくれる美人はいるし、ロビンソンとフライデーの小屋はエレベーターまで付いた立派なものだし。今回初めて見ましたが、もう第6話なので今までのお話の流れがよくわからん。
 面白いかもしれないので、ちょっと続けて見てみようかな。
 でもまぁ、この第6話は思いっきり無茶苦茶なストーリーでしたよ。(o^-^o)
Crusoe_main
  CAST

クルーソー役  ・・・・・  フィリップ・ウィンチェスター (「フライボーイズ」)
フライデー役  ・・・・・  トンガイ・キリサ (「ジンバブエ」)
ブラックソーン役  ・・・・・  サム・ニール (「ジュラシックパーク」)
ジェームス・クルーソー役  ・・・・・  ショーン・ビーン   (「ロード・オブ・ザ・リング」「パトリオット・ゲーム」)

 てな感じです。ぶっちゃけ、ショーン・ビーン以外はひとりも知らん。

 まぁ、帆船マニアとしては、ちらりと出てきた三本マストの帆船のミズンマストに、ラティーン・スルではなくスパンカーが付いていたことは報告せざるを得ない。また、フォクスル、コーターデッキが低いこともね。(笑)

 風邪がまだ引かないので、今日ももう寝ましょう。

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2010年11月 8日 (月)

楽しみな映画 三題

NHKの映画情報より楽しみな映画、三題。
「メトロポリス」と「砲艦サンパブロ」と「2001年宇宙の旅」。
みな、チェックしたらきれいな録画はしていなかったものばかりなので、今回はちゃんと残したいね。
某氏に、片寄った船の趣味の人 と言われてますが、こんなまとも(?!)なものだって見るんだぜ。

風邪はまだ治りません。今日もへたってます。
明日は良い日になりますように っと。
 

衛星映画劇場  メトロポリス  1927年・ドイツ  METROPOLIS
BS2  11月10日(水) 午後1:00~3:00      

Prog_101110_metropolis 権力者が地上の楽園に暮らし、労働者が地下工場で過酷な労働を強いられている未来都市メトロポリス。労使のきずなを説く労働者の娘マリアの影響力を恐れた権力者は、マリアそっくりなロボットを地下に送り込み民衆を支配しようとするが…。巨費を投じて製作されたSF無声映画の金字塔。散逸したオリジナル・フィルムが復元され続けている伝説的作品で、今回は2001年にデジタル復元されたバージョンを放送する。

<作品情報>
(原題:METROPOLIS)
〔監督〕フリッツ・ラング
〔原作・脚本〕テア・フォン・ハルボウ
〔撮影〕カール・フロイント、ギュンター・リッタウ
〔音楽〕ゴットフリート・フッペルツ
〔出演〕ブリギッテ・ヘルム、グスタフ・フレーリッヒ、アルフレート・アーベル ほか(1927年・ドイツ)〔無声映画/字幕スーパー/白黒/スタンダード・サイズ〕


ハイビジョンシネマ  砲艦サンパブロ  1966年・アメリカ  THE SAND PEBBLES
BShi  11月10日(水) 午後3:00~6:03      

Prog_101110_sandpebbles 名匠ロバート・ワイズ監督が、第二次世界大戦前の中国を舞台に描いた歴史スペクタクル映画。1926年の上海では、中国人による外国人排斥運動が激化していた。そんな折、アメリカ砲艦サンパブロは長江に派遣され、自国の権益を守る役目を担っていた。しかし、その内情は・・・。砲艦サンパブロに赴任してきた一人の機関兵をスティーブ・マックィーンが熱演した感動作。(原題:THE SAND PEBBLES)

<作品情報> 
(原題:THE SAND PEBBLES)
〔監督〕ロバート・ワイズ
〔原作〕リチャード・マッケナ
〔脚本〕ロバート・アンダーソン
〔撮影〕ジョセフ・マクドナルド
〔音楽〕ジェリー・ゴールドスミス
〔出演〕スティーブ・マックィーン、リチャード・アッテンボロー、キャンディス・バーゲン、リチャード・クレンナ  ほか
(1966年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕


衛星映画劇場  2001年宇宙の旅  1968年・アメリカ  2001:A SPACE ODYSSEY
BS2 11月11日(木) 午後1:00~3:21
      

Prog_101012_2001nen 1999年3月7日、70歳で急逝した鬼才キューブリックが、SF作家アーサー・C・クラークの原案を映画化。映像美、科学的リアリズム、精密なSFXを駆使した一大SF叙事詩。SF映画の代表作というのみならず、その後の多くの映画に影響を与えた映画史上の不朽の名作である。アカデミー特殊視覚効果賞受賞。

<作品情報> 
(原題:2001:A SPACE ODYSSEY)
〔製作・監督・脚本〕スタンリー・キューブリック   
〔原作・脚本〕アーサー・C・クラーク  
〔撮影〕ジェフリー・アンスワース
〔特殊効果〕ウォリー・ビーバーズ、ダグラス・トランブル、コン・ペダーソン、トム・ハワード
〔出演〕ケア・ダレー、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター ほか
(1968年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕

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「ポンパドゥール侯爵夫人」人物ネタ。その2

 「ポンパドゥール侯爵夫人」ネタ。
 ルイ15世暗殺事件の次は、
 奇妙な宮廷貴族・リシュリュー公爵
 参考のため、主要な二人の生没年を。
 ポンパドゥール夫人(1721/12/29-1764/4/15)
 ルイ15世(1710/2/15-1774/5/10 国王在位:1715/9/1-1774/5/10)
 
 リシュリュー公爵ルイ・フランソワ・アルマン・ド・ヴィニュロー・デュ・プレシ(Louis François Armand de Vignerot du Plessis, duc de Richelieu  1696/3/13-1788/8/8)
リシュリュー公爵ルイ・フランソワ・アルマン・ド・ヴィニュロー・デュ・プレシ(Louis François Armand de Vignerot du Plessis, duc de Richelieu) ルイ14世、ルイ15世、ル16世とブルボン朝3代に仕えたフランスの貴族、軍人。リシュリュー枢機卿の大甥。
 ルイ15世の14歳年長、ポンパドゥール夫人の25歳年長。
 本の中ではとことんネガティヴに描かれていますね。
 ・・・もう一人宮廷で重きをなしていたのが、リシュリュー公爵だった。美貌と魅力と勇気がある半面、性格はよこしまで腐っていて、根は背信者という彼は、なにをしても認められ、許されるという得な男だった。摂政オルレアン公の母君である「王弟妃殿下(マダム)」は、彼についてこんな事を述べている。
 「もし私が魔術を信じていたら、公爵には何かしら朝自然的な秘宝が備わっていると思ったでしょう。なぜといってあの方に少しでも抵抗できた女性など、ひとりも知りませんもの」
 男性ですらリシュリュー公爵に抗することはむずかしく、まして徹頭徹尾にとまではいかなかっった。

 ・・・ひどい言われようですな。(笑)
 これは、ルイ14世が作り上げた宮廷世界が生み出した、宮廷貴族の典型なのでしょうか。
 ルイ15世の宮廷で、彼は「閣下」と呼ばれます。国王は習慣として貴族は称号で呼ぶのですが、この公爵をあまりたびたび呼んだので、面倒になって「リシュリュー公爵閣下」がだんだん省略されて「閣下」になり、それを宮廷じゅうが真似たらしい。
 政治家としてはセンスはなく、軍人としては多少の成功もあったが知将・良将とはとても言えません。彼の所業に手を焼いた妻の父によって一回、妻の従弟を軍務に就いているさなかに決闘で殺したために一回、バスティーユに送られていますが、ほとぼりが冷めると平然と宮廷に戻って国王たちを笑わせるのでした。そう、フランス宮廷においてもっとも重要な能力は、国王を笑わすことであったのです。

 このリシュリュー公爵が、ポンパドゥール夫人とウマが合わない。
 既得権益を持っている宮廷人が新参者を排除するというような事ではありません。この宮廷のルールでは、新しい人気者におもねって吸い付き、共に出世すればいいのですから。
 当時国王の寵を得ていた他の宮廷人、アヤン公爵やコワニー公爵などは、むしろポンパドゥール夫人に好意的だったのですから。
 ただこの二人、不幸にも気が合わなかったようです。
 
 この二人の暗闘は、ポンパドゥール夫人が死ぬまで続き、どちらも紆余曲折はあったものの王の寵を失うことはありませんでした。
 リシュリュー公爵が成り上がり者を嫌悪しているのではないことは、ポンパドゥール夫人の後釜に座ったデュ・バリー夫人と仲がよかった事でもわかります。日本版Wikiには、リシュリュー公爵がデュ・バリー夫人をルイ15世の愛妾にするために手を尽くしたかのように書いてありますが、それはちょっとちがうのでは。

 大デュマの「王妃の首飾り」の冒頭、1784年4月に82歳になるリシュリュー公爵がデュ・バリー夫人を含む友人・知人を集めて会話する場面があります。完全なフィクションでしょうけれど、宮廷人とはこんなエスプリをまとった丁々発止の会話を交えていたのかねぇ、と楽しめます。

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2010年11月 7日 (日)

風邪にはうどん@電気釜

  なにね、具と水を入れて炊飯スイッチを押して放置して10分、いったん切ってうどんとほうれん草と味噌を入れて再加熱するだけ。あと2分の表示が出た時に卵を入れてそのまんま。
 けっこういけます。むろん、茹でうどんのおかげだけど。
 風邪引いた時には横着しないとね。
 昼間、買い物に出たら、咳をすると道行く人の視線が気になります。弱気な自分が情けない。

 安い茹でうどんのぷりぷりは、タピオカを入れているせいなのだそうな。どっちもデンプンなのだからおんなじことですね。
 あれ、どこに書いてあったんだろう?

 うどんを食べたら寝ます。ヤレヤレ。

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先週買った本(10/10/31~10/11/6)

 さてさて、まだまだ前途は明るくない。でも頑張るしかないか。
 先週は1冊のみ。

十字軍物語〈1〉 著者:塩野 七生
十字軍物語〈1〉 「ローマ人の物語」から一息ついて、塩野さんはその後の時代を、十字軍を中心に描く事にしたらしい。
 タンクレディって何者?
 
 これもまた一部の半可通には不評らしいが、文句を言うのなら読まなければいい。語らなければいい。
 塩野さんには、これからも面白い筆致で人物史を語り続けて欲しいと思うよ。

 手元の蔵書ファイルによると、
 
 ☆11月7日生まれの作家は
R・A・ラファティ  Lafferty, R. A.
  1914/11/7~2002/3/1  享年87歳

SF作家。アイルランド系アメリカ人。
 
高千穂 遙  Takachiho, Haruka
  1951/11/7~  現在58歳

SF作家・評論家。いまだに現役。
 
 ☆11月7日に死んだ作家は
ロレンス・ダレル Durrell, Laurence
   1912/2/27~1990/11/7  享年78歳

イギリスの小説家、詩人、劇作家。何を買ったっけ?
 
ジェフリイ・ジェンキンズ  Jenkings, Geoffrey
  1899/10/2~1992/10/29  享年92

「ハンター・キラー」「電子帆船ジェットウィンド」などを書いた南アフリカの作家。

 だってさ。

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2010年11月 6日 (土)

「ポンパドゥール侯爵夫人」人物ネタ。その1

 「ポンパドゥール侯爵夫人」(ナンシー・ミットフォード)に付いて書こうと思ったら、面白いネタがいろいろあって書ききれない。
 整理できたネタから上げてみようかな。
 まずは、有名なルイ15世暗殺事件。
 

 7年戦争が始まった1756年、メノルカ島を奪取したことで勝利で戦争を始めたフランスですが、国王ルイ15世に対する不満は徐々に高まっていました。これに対する対抗策として、12月13日、国王はパリに赴いて教皇回勅の受諾、そして国民の国王に対する服従を高等法院に登記させます。国王がパリに現れれば無条件に歓呼の声で迎えられたものですが、今回は町を馬車で走らせても、「国王万歳」の声は一度も聞かれなかったという。

 翌1757年1月、宮廷は寒さを避けてヴェルサイユよりまだましなトリアノン宮に移りましたが、ヴィクトワール王女だけはインフルエンザにかかっていたのでヴェルサイユに留まりました。国王は5日、彼女を見舞に行き、午後6時にそこを離れます。
 王太子、リシュリュー公爵とアヤン公爵、それに二人の侍従を従えて階段を下りてきた国王に対し、衛兵をかき分けて一人の男が近づいてぶつかり、そのまま群衆の方へ歩き去りました。
 数歩後にいたリシュリューだけがこれを全て見ており、「あいつだ、あの帽子をかぶっている男だ」と叫びます。
 胸に手を当てて血に濡れていることに気づいた国王は、始めてナイフで刺されたことを知ったという。
 「傷を負わされたぞ。あの男を逮捕せよ。ただし、傷をつけてはならぬ」
 国王はそのまま元の自分の寝室に自分で歩いて行きましたが、出血多量のせいで意識が遠くなります。困ったことに医師がいない。もしもの場合に備えての告解師もいない。周囲は一時パニックになります。
 ようやくトリアノン宮から外科医のラ・マルティニエールが呼ばれて診断し、出血は多いが生死に関わる傷ではないと診断を受けて一安心。
 ただしナイフに毒が塗られていなければ、と医師のひと言。

 駆けつけた内親王たちは、血まみれで横たわる父王の姿にそろって卒倒します。王妃も来て、同じく卒倒。王太子は泣きながらそれでも気丈に指示を出す。

 これを聞いた国民は教会に殺到し、国王の無事を祈ったという。国王と国民の間にさまざまなきしみはありましたが、ルイ15世は依然として国民に愛される最愛王(ビヤン・エメ Bien-Aimé)だったのでした。
 

 
 
 国王にナイフを向けたのはこの男。
 ロベール=フランソワ・ダミアン(Robert-François Damiens 1715/1/9-1757/3/27)
ロベール=フランソワ・ダミアン(Robert-François Damiens 1715/1/9-1757/3/27) 
 彼は国王の優渥な言葉にもかかわらず、拷問を受けたのちに、王族5人、大貴族20人、そして高等法院大審部のメンバーからなる60人の司法官によって裁かれた結果、国王殺害未遂の罪状で有罪とされます。
 彼は拷問の上で、最も重い刑罰である八つ裂きの刑で処刑されました。

 国王はダミアンの名を知ってもその名を口にせず、「余を殺そうとしたあのムッシュー」とだけしか呼ばなかったとか。また、このダミアンに関して寛容にも全ての罪を許すと宣言していたのですが、高等法院が処刑を決定するとそれを翻すことはできなかったのでした。

 当時、フランス国王は近づくのが容易な存在で、その気になればいつでも暗殺者は王に接近することができたそうです。その状態を変えたいとは思われなかったため、暗殺者の方を残虐に処刑して見せしめにする必要があったのだそうな。
 当時の記録を見る限り、この残虐な処刑に対して回顧録の中ででも疑問を残したのは、デュフォール・ド・シュヴェルニーだけのようで、それも王が命を取り留めたからそう書いたに過ぎないそうな。

 このダミアンは、死んだのちも汚名にまみれ、親族もその影響をこうむりました。処刑後、ダミアンの家は完全に破壊され更地になり、兄弟と姉妹は改名を強要され、父と妻と娘はフランスから追放されたのだそうな。

 国王はこれを少しでも慰藉するために、ダミアンの故郷フランス北部アルトア州の名を取り、その年に生まれた皇太子の次男の称号をアルトア伯アルトア伯シャルル・フィリップ(Charles-Philippe Charles X 1757/10/9-1836/11/6)(comte d’Artois)としたそうな。
 それがのちにフランス国王シャルル10世となったアルトア伯シャルル・フィリップ(Charles-Philippe Charles X 1757/10/9-1836/11/6)。
 右は、若い頃の肖像画。→

 この人については、日本版Wikiで王妃アントワネットの寵臣になった、などとふざけたことを書いてありますが、宮廷の中で二人が気があったのは事実としても、男女の関係もないし、地位としては王妃と王弟はそんなに違わない。臣下になれるはずもない。
 「寵臣」の意味がわかっていませんね。

 デュマの「王妃の首飾り」の中で語られるアルトア伯の姿がちょっと気に入っていますが、実像としては反動的な放蕩人で政治センスはゼロと言っていい人だったそうですね。

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2010年11月 2日 (火)

イカロス君データ・2010/11/2

Ikaros_kun イカロス君データは、いまのところ10/30までしか出てきません。
 11月のデータが出てからと思ったけど、しかたない。
 データはここから。↓
   「IKAROS-blog」

 この前、宇宙を帆走するイカロス君の特集番組が組まれましたよね。
サイエンスZERO「世界初!宇宙ヨット イカロスの挑戦」
 いまのところ、これ以上再放送される予定はなさそうですが、理系離れが叫ばれる中、こういう夢のある科学ネタは何度でも放映してもらいたいもの。
Ikaros_now さて、個人的にデータを追っかけてプロットしているイカロス君の状況は、こんな感じ。
 今後は、もう少し頻度を上げた方が良さそうな気がします。

 あ、いままで「はやぶさ君」というカテゴリーの中にイカロス君のデータも入れていたんですが、今後は「JAXA・宇宙関係」というカテゴリーに整理します。紛らわしいものね。

 

 参考までに、JAXAの出しているあかつき君の航行予定は、こんな感じです。イカロス君も同行しています。
 もう道半ばを過ぎたんですよ。早いもんですね。
  ↓
Icarus_plan

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