力尽きたネタと、「バトルシップ」
今回も更新なし。 m(_ _)m
ビジョルド、ヴォルコシガンものの新作が、なんとも奇妙な名前で邦訳され、とりあえずこれは朗報かな。
任務外作戦 上 (創元SF文庫)
任務外作戦 下 (創元SF文庫)
もうちょっとセンスのある邦題はなかったのかねぇ。Σ( ̄□ ̄;
とりあえず、マイルズ・ヴォルコシガンにまた会えるのは、嬉しいね。親父コシガンも、むろん出ているでしょうし。(,⌒-⌒) ノシ
で、更新なしに関しては、
罵倒の言葉は甘んじて受けますが、どうせたいして期待されてる訳じゃナシ、と腹をくくっています。(おい)
お仕事で出かけている間に読んだ本は、約10冊、あるいはそれ以上。
仕事先及び戻ってから買った本が、合計22冊、あるいはそれ以上。
何をやっているんだ、自分。 (≧∇≦)
で、なんだかんだが終わってようやく一息ついて、WOWOWで「バトルシップ」見ています。
公式ではないけれど、日本の護衛艦「きりしま」とそのクルーが参加しているせいもあって、日本ではわりと人気があったらしい。
で、内容は、と。
とりあえず前半を見ているところですが、悪しきにつけ悪しきにつけ(?)、これがいわゆるアクション・アドベンチャーの典型ではあるまいか。乱暴ものが横紙破りをして、根性と思いつきとやる気で行う一か八かの無茶で世界を救う、ってやつ。こう言うのが正義のヒーローとなる展開は、日本のアニメだけじゃなかったのね。(笑)
まァ、冒険アクションものなんでしょうね、カテゴリーとしては。
その意味で、ミリタリーものとしてはけっこう面白いし、まともなSFを知らないNAVYファンが見ればそれなりによかったかも。
日本の自衛隊員がいい味出しているし、日本では受けたのかも。
(主人公の米軍大尉に、日本の海自の一佐、つまり大佐が対等な扱いというのが引っかかるけどさw)
しかしねぇ。これで科学的整合性を維持する努力をちょっとでもしてくれたら、長年のSFファンとして多少でもいい点はつけて上げられたのに、出だしの
科学者は地球に酷似した惑星を発見した。
IN 2005, SCIENTISTS DISCOVERD A DISTANT PLANET BELIEVED TO HAVE A CLIMATE NEARLY IDENTICAL TO EARTH.
で吹いちゃったから、もうだめさ。
太陽系内に地球と同じハビタット・ゾーンをもつ惑星がある事を、数千年来発見できないほどこれまで存在した世界の数百万人に上るであろう科学者が揃いも揃って超大馬鹿者である可能性をのぞくと、地球に酷似した環境をもちうる惑星が存在するとすれば、現時点で宇宙最高の速度をもつ光の速度で数年以上かかる他の太陽系にしか、それはあり得ない。
悪い宇宙人が超光速航行技術を使って地球侵略してくるにしても、それには数年単位で地球からの信号を受けてからのことになる。
決して数日ではない。
馬鹿か、こういうネタのSF映画を作る連中って。 ・・・馬鹿なんでしょうなぁ。
根性と思いつきでSFX使って格好いい映画作って、それでSFだと思っているんだろうなぁ。
泉下のアーサー・C・クラーク翁が、こんな映画見たらなんて言うだろう。ホントに。(; ´Д`)
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